=========================================================== ●インターネットで人類が失ったもの(いきべん通信) =========================================================== インターネットはそもそも軍事のために開発されたと言われております。 ところが、ベルリンの壁の崩壊後、米ソの冷戦構造は終焉、 「平和への配当」により、民間に解放されました。 1993年にネットスケープが生まれ、それに対して、 ビルゲイツが全てを投げ打って、ブラウザ戦争を終結させたのが1998年。 インタネットエクスプロラーは、この10年をほしいままにしました。 奇しくもこの年に生まれたのはグーグルです。 グーグルはヤフーが手入力でウェブサイトのリンク集を作っていることをあざ笑い、 コンピュータがすべてのサーバをクロールし、 自社サーバのキャッシュにすべてのサイトを飲み込みはじめました。 ブロードバンドにより、インターネットがタダ同然になったと同時に、 ホームページの設立ラッシュと、検索ニーズをきちんと捉えたのがグーグルでした。 2004年のIPOにより蓄えた資金でその後55社の企業を買収します。 まるで、グーグルはインターネット産業の全能の神のようです。 奇しくもこの年の生まれたのがフェイスブックです。 2006年のツイッターとあわせて、ソーシャルグラフの時代に移行します。 こんな中、いまは第2次ブラウザ戦争が勃発。 AppleやグーグルはWebkitを擁し、マイクロソフト陣営を駆逐しようとしています。 主戦場はモバイルです。 省電力でも高速に動けばいい。 なぜならクラウドが計算すればいいからです。 AjaxやJavascriptが速く動くブラウザがこの世界を征します。 そんな中、全能の神グーグルがすすめていることは、 それはクラウドを動かす代金を、電気代金よりも安くすること。 つまり発電所の近くにクラウドをおくことです。 全IT産業に対して、一番やすく使えるクラウドを用意しているのです。 でも、それが果たして人類のためによいことなのでしょうか? 2度のブラウザ戦争があったように、 人類の目はブラウザにかなりの時間が向けられています。 仕事以外でPCに向かう時間、ケータイに向かう時間、 みなさんはそれがどれくらいか、考えたことがあるでしょうか? 犠牲となったのは人間の目と目があわさる時間。 子供と。妻と。恋人と。仲間と。近所の人と。犬と。ネコと。 人類は便利さと代償に情報の洪水を浴びています。 みんな身勝手にコンピュータをたたいているわけですから、 知らないうちにエゴをお互いになすりつけあい、 見えないストレスを日々浴びていることになるのです。 だから、私は提言したいのです。 これからは、「Face to Face」のためにインターネットパワーを使おうと。 =========================================================== ●デバイスの歴史。アプリケーションがハードを変える。(いきべん通信) =========================================================== 大きな歴史でいうと、ビルゲイツがPCブラウザの覇者となった 第1次ブラウザ戦争時代があり、 そして今、ケータイブラウザの覇権の争う第2次ブラウザ戦争が起こっています。 インターネット業界人なら誰しも、 「今はソーシャルグラフでしょ」と言うかもしれませんが、 それよりも大事なのが、クラウドとブラウザのセットの覇権です。 この狭間に出て来たのがスティーブジョブズです。 しかもインターネットの歴史に2回出てきます。 まず1回目は2001年。iPodの登場です。 はじめてインターネットの退屈な世界に音楽がもたらされました。 PCとインターネットが前提であるこの寄生機械はウェブを見れません。 2回目は2008年。みなさんが持っているiPhoneです。 こちらもまたサファリを使わせようとせず、むしろアプリを使わせようとしています。 スティーブジョブズはそもそもブラウザが大嫌いなようです。 いま人々は、PCブラウザとケータイのブラウザに縛られ、情報の洪水をあびています。 しかも最近はソーシャルグラフという村社会の勝手な発言にストレスを感じています。 ジョブズにとってアプリは音楽データと同じ感覚です。 楽しめるものじゃないと自分の製品に入れたくないのです。 私たちはアプリを作るとき、決してブラウザのようなものを考えてはいけません。 それ以外の利用時間につきささるもので勝負すべきです。 さて、デバイスの歴史を見て行きます。 トランジスタラジオは、家庭にラジオをもたらしました。 Apple2も、家庭にコンピュータをもたらしました。 ウォークマンは、音楽を外に持ち出せるようにしました。 ファミコンは、家庭にゲームセンターをもたらしました。 すべてBtoBビジネスの脱却により産業を開花させています。 さらに、i-modeケータイは24時間のインターネットをもたらし、 Kindle、iPhoneはご存知の通りです。 そして数年以内には、音声専用のデバイスが出ると言われています。 ここで注意すべきことがあります。 ファミコンあたりから、「コンテンツが揃っているから売れる時代」 になっているということです。 サムスンもノキアも、独自にコンテンツマーケットがあるにも関わらず、 ディベロッパーがあつまらず、端末も売れてません。 ディベロッパーが集まっているスマートフォンはAppleだけです。 そんな中に私たちは組み込まれているのです。 iPhoneにはフィロソフィがつまっているから人々が集まるのでしょう。 次にデバイスの歴史をモバイルで見て行きます。 i-modeの登場の意義は、ケータイブラウザにウェブサイトを最適化させることで、 日本にて独自に産業を作り上げ、モバイルインターネットの「過渡期」を埋めました。 10年も存在したので私たちは常識になってしまいましたが、世界では非常識です。 世界のモバイルはスマートフォンからが「初のインターネット端末」であり、 ダウンロード型の「アプリ」がメインストリームです。それをiPhoneが教えてくれました。 では次に来るアンドロイドはどういうものかというと、 「クラウドとデバイスをつなぐもの」です。 すでに2020年の家電の総ネットワーク化をにらんでおり、 KindleやiPadのような電話以外の専用端末がぞくぞくと登場することになります。 そんなとき、アンドロイドはもっとも、素晴らしいフィロソフィを持っているのです。 例えば「インテント」というアプリ間連携を利用すると、 開発者はサービスの全てを作らなくてよくなります。 自分の興味あることだけやればいいのです。 でも、自分の興味あることがないと何も生まれません。 今回一番お話したかったことはここです。 例えば、今までのパソコンとかケータイとかって、 パーソナルを前提としています。 カップル向けデバイスがあってもいい。 なんていう興味があれば、たくさんアプリの企画が出来てきます。 自分がのび太君の気持ちになって、 どんな道具が欲しいか考えてみれば案外楽しいものです。 あるべき未来の前に「過渡期」があります。 「翻訳こんにゃく」が今その通りにできなくても、 iPhoneアプリである程度まで出来ます。 逆に今流行っているのは「何かの過渡期」です。 流行っているから二番煎じをやればいいってものではありません。 ただでさえiPhoneはマーケティングの難しいプラットフォームですから。 こんな風に考えて、自分の夢をかなえる アプリケーションを企画してみるといいでしょう。 フィロソフィがあればどうにでもなります。 いつしか、あなたのアプリを搭載したいという 専用デバイスが生まれるかも知れません。 これからはアプリケーションがデバイスを選ぶ時代なのです。 =========================================================== ●なぜ人類は戦争をしてしまうのか?(いきべん通信) =========================================================== 人は同じような人と群れたがります。 そしてヘンテコな経済圏ができます。 その経済圏を軍事力で守るのが国家の役目とされます。 昔は反共産化、反イスラム革命、今は反テロリストと、 アメリカの歴代大統領は全員が戦争を経験し、大義名分を国民に説いてきました。 いまもなお軍産複合体が40州で65兆円規模で横たわります。 ドルを守るために軍事が動くという大義と裏腹に、 ベトナム戦争ではドルと金の交換が停止になるという始末。 アフガニスタンでの執着はソ連を自滅させてしまいました。 じゃあ、米ソの冷戦が終わったら良い方に向かうのかといえば、 逆に押さえつけがなくなった反動で、宗教対立や民族紛争が多発しました。 やはり、違うひとを嫌がるのは小さいコミュニティでも同じ。 また、あまり関与したくない地域は放置プレイ。 世界には6億丁のピストルがあります。 そのうちの7割が民間人の所持によるものです。 これだけの人が他者を信用していないのです。 インターネットの社会でも同じ。 匿名のクレームはピストルに近い暴力。 ソーシャルグラフと言う名のもとの村社会で、 適当に放置プレイしながら、自分のエゴを無責任につぶやきまくる。 コミュニケーションを楽な方に逃げれば逃げるほど、 世界の紛争と同じような図式が成り立って行きます。 しかし、ごく一部の人間の影響力が強く、 世界をもっともらしい大義でほしいままにする米国で、 オバマ大統領のような人物が生まれるのも事実です。 彼は、白人と黒人との子であり、 キリスト教徒とイスラム教徒の子です。 人種の坩堝であるからこその逆説を私たちは目の当たりにしました。 対話があれば、世の中は案外うまくいくということを。 =========================================================== ●ゲリラは正規軍の100倍の実現力を持っている。(いきべん通信) =========================================================== アフガニスタンの侵攻で、ソビエト連邦は解体するハメになり、 ブッシュジュニアは、大義名分の無いイラク侵攻をして、悪名を歴史に刻みました。 パパブッシュは、ベトナム戦争の教訓を活かしたと言われています。 1.大義の無い侵略戦争は相手国の全体を敵にまわす。 2.軍人に勝てても地元ゲリラには勝てない。 3.ゲリラの戦費は、相手国の正規軍の100分の1である。 4.短期決戦あるのみ。長期化は厭戦ムードとなる。 1969年の反戦デモは200万人に達し、 サイケデリックロックのムーブメントがおこりました。 セルゲイブリンとラリーページ兄弟も、その教訓を活かしていると言われています。 2004年のIPOで調達したグーグルマネーは2009年までに 55社の買収にあてられました。 55社目はアドモブです。 傍から見れば、グーグルの実力を持ってして、アドモブは鼻クソのようなもの。 しかし、グーグル兄弟はそう考えませんでした。 いざ全面戦争となると、アドモブのかけたコストの 100倍の戦費がかかることを知っていたからです。 戦争には4つの形態があります。 1.全面戦争 2.代理戦争 3.秘密工作 4.暗殺 1から4に行くに従ってコストが安くつきます。 企業戦争におきかえると、4はこんなエピソードがあります。 ライバル雑誌の看板ライターを女漬けにして骨抜きにしちゃう。 数十万円の投資で、発行部数を数十万部も下げてしまう。言わば暗殺です。 もしあなたがキャバクラに連れていかれるとすると、それは暗殺の刺客です。 3は島耕作の世界なので、一旦置いておきます。 市場は自由に開かれているので、大手であろうとベンチャーであろうと、 基本的にはいつも1の全面戦争です。 正規軍のやり方だと、ベンチャーは負けます。 どういうことかというと、 ベンチャーで稟議書とか、交通費精算とかやっていると、 戦力は敵国のそれと変わらないということです。 よく考えてごらんなさい。 チェゲバラが、毎日いくつもの定例会議とかをしますか。 交通費精算とか稟議とかしますか。 カストロ将軍が、「うん。それはみんなでコンセンサスとって決めよう」 なんて言っていたら、伊豆大島だって制圧できなかったでしょう。 こんなちまいことやってたら、絶対に勝てません。 あなたが書いている書類に、 ハンコがいくつもついているならば、 それだけ戦力を落とす環境が整っているわけです。 1個のハンコのたびに大根卸し機みたいにすり減ることを考えてみてください。 100個のハンコをためれば、あなたは立派な骨抜きの亡霊です。 なんの承認なのか、なんの後ろ盾なのか、意味がわかりません。 もしあなたがゲリラならあなた一人で100人の相手と戦えます。 敵が、交通費精算の出し戻しなんかでまごついている間に100人を刺せます。 もしあなたの会社がゲリラでないならば、 このメルマガを捨てて、今から辞表を出すべきです。 その辞表が受理されるまで何個ものハンコが必要ですが、その投資価値は十分にあります。 また。あなたの会社が、高田馬場のたこ焼き屋のような事業をやっている場合も同じことです。 ゲリラは、正規軍を脅かすものです。そして民意に答えた存在です。 私たちはグーグルの欲しくなさそうな事業に時間を費やすべきではありません。 そんな経歴を持っても、仮に正規軍の捕虜になったら、時給が300円以上は下がります。 私たちの世界で一番手強いゲリラはスティーブジョブズです。 彼は、ハリウッドだって、音楽業界だって、通信業界だって、 手篭めにしてきました。契約破棄だってします。彼が負けたのはペプシ男だけです。 ジョブズは「俺たちはパイレーツだ」と言って、 海賊マークのTシャツを配布するような人間です。 このままだと、SONYも松下もジョブズの真似事をして 倒産まで時間を潰すしか脳がなくなります。 だから正規軍じゃいけないのです。 本田も盛田も松下も、「死ぬほど働け」と言った。 交通費精算のエクセルを叩く時間など、あるわけがないのです。 稟議書のワードをコピーして複製するなんて、もってのほかです。 それでもあなたは正規軍ゴッコをやりますか? それともグーグルの欲しくなさそうな経歴で薄い毎日を漆塗りしますか? そんな会社員生活は、視聴率があがらないドラマを作るようなもんです。 キムタクが稟議書やたこ焼き屋なんてありえないですよね。 |

