私が今ソフトバンクを使っているんだけど、節約でワイモバイルに乗り換えようかと思って
実は自分もソフトバンクからワイモバイルに乗り換えて2年半ほど使っていますので、実際の使用感や注意点などを解説していこうと思います。
また、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える手順は以下のページで解説しています♪↓
ソフトバンクからワイモバイル乗り換えで本当に安くなる?実際の明細を公開
現在ソフトバンクを使っている人にとって、スマホ代は気になるところでしょう。

特にここ最近では「楽天モバイル」や「LINEモバイル」など格安スマホが当たり前になっているので、通信費の節約を考える人は非常に多いです。
特にソフトバンクユーザーであれば、ソフトバンクのグループ会社の『ワイモバイル』という名前は絶対に目にする事でしょう。

最近ではソフトバンクショップ内でワイモバイルを取り扱っている店舗も多く、ソフトバンクユーザー宛にワイモバイルから優待ハガキが届いたりするので、尚更「ソフトバンク⇒ワイモバイル」を考えるのではないでしょうか。

事実、ワイモバイル利用者の半分近くが元ソフトバンクユーザーで、ワイモバイルがソフトバンクユーザーの乗り換え先格安SIMの代表格となっています。
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えたら料金はこうなる
かく言う自分も昔はソフトバンクを使っており、今はワイモバイルへ乗り換えて3年近く使っています。
ソフトバンク時代は謎の2年縛りフォトフレームを買わされたり、無駄に容量の大きいプランだったりで月額料金は1万円弱程でしたが、ワイモバイルに乗り換えて2年以上使っている現在の月額料金はこんな感じです↓

毎月1万円弱をずっとしはらっていたのに、財布の負担が一気に減って「なんて簡単で効果絶大な節約なんだ!」と感心した覚えがあります。
なんせ毎年10万円近くの固定費の節約に成功しているわけですから。
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ワイモバイルの料金プランは4つとシンプル(2020年12月~)
ちなみにワイモバイルの料金プランは、シンプルに「S」と「M」と「R」の3つに、大容量の「シンプル20」が加わっての4プランがあります。
10分かけ放題付の定番プラン「スマホベーシックプランS/M/R」
参考:容量で選べる3つのプラン | ワイモバイル公式
月に使えるデータ容量が「4GBはプランS」「13GBはプランM」「17GBはプランR」となっており、後述するように全てのプランに「10分までかけ放題」が付いています。(2019年10月からプランLが廃止されプランRになりました)
2020年12月に大容量20GBプラン「シンプル20」も追加
また2020年12月に新たに大容量20GBプランである『シンプル20』も登場しています。

ワイモバイルには大中小の3つのプラン「スマホベーシックプラン」がありましたが、今回の「シンプル20」はそれよりも大容量の4つ目のプランとなります↓
【ワイモバイルの4プランの比較表】
プラン | スマホベーシックプラン | シンプル20 | ||
S | M | R | ||
データ容量 | 月容量 4GB (2年目から3GB) |
月容量 13GB (2年目から10GB) |
月容量 17GB (2年目から14GB) |
月容量 20GB |
プラン料金 (税抜) |
2,680円/月 | 3,680円/月 | 4,680円/月 | 4,480円/月 |
無料通話 | 10分までかけ放題 (10分超過分は通常料金の20円/30秒) |
|||
通信速度制限 | データ容量を使い切っても中速(1Mbps前後)無制限で使える | |||
「新規割」の適用 | ◎ (月700円割引×6カ月が付く) | – (適用無) | ||
「家族割」の適用 | ◎ (2回線目以降はずっと月額-500円) | – (適用無) | ||
「おうち割 光セット」 「おうち割 でんきセット」 の適用 |
◎ (セットでずっと月額-1,000円) | – (適用無) |
新たに加わった「シンプル20」はプラン料金の割に使えるデータ容量が多いのが特長で、正直なところスマホベーシックプランRよりもコストパフォーマンスがいいです。
プランは後から簡単に変更できるので、迷ったらとりあえずプランMを選んで使ってみればいいと思います。
また表から分かる通りデータ容量を使い切って通信制限になっても、最大1Mbpsで中速なので低画質YouTubeくらいなら普通に見れます。
ちなみに自分は月4GBの「スマホプランS」を使っているので、ワンキュッパ割が切れた2年目以降で先程の画像の月額2千円前後の料金明細です。
ワイモバイルの2年縛りが完全撤廃!契約期間縛りも違約金もなくなった
2019年10月より電気事業法改正を受けて、ワイモバイルの2年縛りが完全撤廃されました。

ワイモバイル公式ページにも違約金が撤廃されたことが記載されていますね↓
引用:10月1日からワイモバイルがさらに使いやすくなりました。 | ワイモバイル公式
ワイモバイル唯一のデメリットだった「2年縛り」も2019年10月から完全撤廃され、「通信速度」「データ容量」「無料通話」「縛りなし」と完全に死角がなくなりました。
SBからY!への乗り換えで月額5千円近く安くなる
唯一のデメリット2年縛りが2019年10月から撤廃された(重要!)
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えた感想「乗り換えた感じがしない」
ただ乗り換える際に一番心配だったのが「料金が安い分何か品質が落ちるんじゃないか?」という心配です。
が、乗り換えて数日使っての感想は「これソフトバンクと変わらなくないか?」という事でした。
「格安SIMは通信速度が遅かったりでキャリアに戻る人も一定数いる」という話も聞いていたので、いい意味で拍子抜けでしたね。
ワイモバイルの通信速度はソフトバンクと同じく爆速
ワイモバイルの通信速度を測定してみても、以下のように都内で平日の日中で35Mbps以上の爆速通信だったので、動画もサクサクみれますし、通信速度もソフトバンクとほぼ変わらないレベルです↓

ワイモバイルは街中にショップ多くあるので直接聞けるのが嬉しい
また、ワイモバイルは街中に実店舗があるのも他の格安スマホと大きく違うところで、分からなかったり苦情があればワイモバイルショップに行ってスタッフに聞けるのが気持ちの上で大きかったですね。

ここ最近ではソフトバンクショップでもワイモバイルを取り扱っている店舗が増えてきたので尚更です。(格安SIMでここまでショップ(実店舗)がある会社はワイモバイルくらい)
むしろ乗り換え前のソフトバンクと差を感じられなかったので「今まで一体何にお金を払っていたんだ」と不思議な気分になりました。
ソフトバンクとワイモバイルの品質差は感じないレベル
街中にワイモバイルショップがあるので色々安心
ちなみにワイモバイルは2018年のスマホ満足度No1にも選ばれているそうです↓

まあそうでしょうね。
「ワイモバイル=安いソフトバンク」なんだから、他の格安SIMと比べたら満足度が高いのは当然と言えば当然です。
ソフトバンクから乗り換える際の注意点4つ
と、ここまでワイモバイルの回し者かという位に褒めちぎりましたが、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える際に注意すべき事も3つあるので、絶対に乗り換え前には読んでおいて下さい。
注意点➀:ソフトバンクの2年縛りと違約金
2019年10月より電気事業法改正によりソフトバンクの2年縛り(2年契約+違約金)が完全撤廃されました。
これによって契約後に「思ったのと違った」などで他社乗り換えやりソフトバンクに戻っても違約金等が一切かからないので気軽にワイモバイルに乗り換えられるようになりました♪
ソフトバンクの公式ページにも以下のように「契約期間の縛りなし!違約金なし!」と記載されていますね♪
参考:契約期間の縛りなし・解除料なし | Y!mobile公式
今まではワイモバイルのネックは「2年縛りがある事」だったのですが、ワイモバイルの数少ないデメリットが無くなった事で、「もしワイモバイルがダメでもソフトバンクにのりかえ直せばいい」だけなので気軽にのりかえできるように♪ これは大きいと思います。
2019年10月から2年縛りも違約金も完全撤廃に♪
注意点➁:ソフトバンクで購入した端末代のローンは当然残る
2つ目の注意点もソフトバンク側の問題で「ソフトバンクで分割で購入したスマホの残ローンは当然請求される」という点です。
例えば現在ソフトバンクで最新のiPhoneを24回分割で購入し、10回分を返済した状態でワイモバイルに乗り換えた場合を考えます。
するとワイモバイルの乗り換える=ソフトバンクを解約した時点で、スマホ代の残り14回分は解約後にソフトバンクから請求されます。(スマホ本体のローンなのでソフトバンク解約しても当然返済が必要)
この残ローンは分割でも一括でも返済可能ですが、意外と見落としがちなので注意点として解説しました。
ソフトバンクで買った端末の残債はもちろん残る
注意点➂:ソフトバンク購入のスマホをワイモバイルで使う⇒SIMロック解除を!
ワイモバイルなどの格安スマホへ乗り換える人は「今使っているスマホをそのまま格安スマホで使いたい」という人が過半数です。
しかしワイモバイルでソフトバンクで買ったスマホを使うためには、ソフトバンクでスマホのSIMロックを解除する必要があります。(「SIMロックって何」や「SIMロック解除の条件」はこのページでは割愛します)
ワイモバイルはソフトバンクグループなので「SIMロックの解除なしでソフトバンクのスマホが使えるのでは?」と考えがちですが、以下のワイモバイルの動作確認機種の一覧ページを見ても、ソフトバンク版のスマホでもSIMロックの解除が必要な機種が多いです↓
●他社が販売する携帯電話など
・SIMロックが解除されていない製品はご利用いただけません。
「今ソフトバンクで使っているスマホはワイモバイルで使えるの?」という疑問があれば、以下のワイモバイル公式ページに動作が確認されている機種と条件などが記載されているので各自自分のスマホを確認してみて下さい↓
ソフトバンク解約前にSIMMロックは解除すべし
注意点➃:ワイモバイルの料金は7ヶ月目から+700円、3年目から+500円上がる
最後にワイモバイルの料金面について若干の注意点があります。
ワイモバイルでは「月額1,480円~」という表記がありますが、ワイモバイルがここまで安い料金で使えるのは最初の半年間のみです。
というのもワイモバイルには以下の3つの割引があるからです↓
「新規割」 | 新規契約、他社からの乗り換え(MNP)、契約変更でスマホベーシックプランS/M/Rに契約すると、契約翌月から6ヵ月間基本使用料が最大700円割引(契約月は除く) |
「データ増量無料キャンペーン」 | 新規、のりかえ、PHSからの契約変更の場合、データ増量オプション(500円/月)が2年間無料。2年経過後は「データ増量オプション」の料金として500円/月がかかる。 |
「おうち割 光セット(A)」 | ソフトバンク光に別で加入していると毎月500円がワイモバイルの料金から割引になる(無期限) |
上記の「新規割」は最初の6か月間700円引きなので、7か月目から700円料金が上がります。
また最初の2年間は「データ増量オプション(月額500円)」が無料ですが、25か月目以降は有料になるので、オプションに加入し続けると月額料金が更に500円上がります。
前記の通り、ワイモバイルの定番のプランは、以下の「プランS」「プランM」「プランR」の松竹梅の3種類ありますが、各プランの月額料金を割引込みで利用年数でまとめると以下のようになります↓
ワイモバイル料金/利用年数 | プランS (月容量3⇒4GB) |
プランM (月容量9⇒12GB) |
プランR (月容量13⇒17 GB) |
1~6ヶ月目 | 1,980円/月 | 2,980円/月 | 3,980円/月 |
7~24ヶ月目 | 2,680円/月 | 3,680円/月 | 4,680円/月 |
25か月目~ | 3,180円/月 | 4,180円/月 | 5,180円/月 |
ちなみにソフトバンク光を自宅に引いている場合には、「おうち割光セット(A)」で1年間500円引きになるので、1年目はプランSで月額1,480円となります。
また、上記はプラン料金の話なので、ワイモバイルでスマホをセット購入していれば、ここにスマホ代が加算されますし、オプションに加入していればオプション料金が、通話料金なども別途かかります。
とは言えソフトバンクよりは大幅に料金が安いので、乗り換えて2年間使ってみても後悔する事は無いのではないかと思います。
月額1,480円でずっと使える訳ではない
ワイモバイルとソフトバンクの違いは?2社を徹底比較
という事でここまでで、ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えた感じがなんとなく掴めたかと思います。
ここからはワイモバイルとソフトバンクの違いを様々な面から比較してみたいと思います。
2社比較 | ![]() |
![]() |
データプラン | プランS(月3GB): 月額2,680円 プランM(月9GB): プランR(月17GB): シンプル20(月20GB): |
メリハリプラン(50GB): 月額7,480円 ミニフィットプラン(月5GBまで使った分だけ): |
通話料金 | 20円/30秒 | |
無料通話 | 全プラン 「10分までかけ放題」付 月額+1,000円で |
以下の通話プラン選択↓ 無料通話無し: +月額1,500円 5分までかけ放題(準定額): 完全かけ放題(定額): |
最低利用期間 | 無し(2019年9月より完全撤廃) ※契約期間を伴わない契約も割高だが有り |
まずはプランについて2社を比較していきます。
通話:ワイモバイルは格安で完全かけ放題が出来るのが魅力
ソフトバンクはデータプランと通話プランを合算するのに対して、ワイモバイルはデータプランに標準で「10分かけ放題オプション」が付いているのが分かります。
他の格安SIMだと「5分かけ放題」は有料オプションとなっていて、月額+800円前後が相場なので、通話オプションを前提とすると実は格安SIM中でも結構安いほうだったりします。
また、ワイモバイルは格安スマホで唯一「スーパー誰とでも定額オプション」に加入する事で、ソフトバンクなどと同じく完全かけ放題にすることが出来るのが特徴です。

「大容量プラン」のソフトバンクと「格安」のワイモバイル
そもそも料金が全然違う事は置いておいて、提供しているプランの容量が違うのも2社の違いだと言えます。
ソフトバンク株式会社も決算説明会の資料に以下のように記載している事からも、ソフトバンクは動画ヘビーユーザー向けの「大容量プラン」を、ワイモバイルは「低価格」を推し出している事が分かります↓
参考:2019年3月期 第3四半期決算説明会 | SoftBank株式会社
最新iPhoneが買えるソフトバンクと、格安型落ちiPhoneが買えるワイモバイル
最後に取り扱っているiPhoneモデルの違いについてです。

若者を中心に爆発的な人気のあるiPhoneですが、そもそも販売できるのはAppleの正規代理店に限られるので大手3キャリアと幾つかの格安スマホでしか販売されていません。
ソフトバンクもワイモバイルも、そんなiPhoneを取り扱う数少ない携帯会社なのですが、販売しているiPhoneのモデルには以下のように差があります↓
2社比較 | ![]() |
![]() |
取扱iPhone | ・iPhoneSE(第二世代):57,600円~ ・iPhone7:26,640円~ |
・iPhone12:110,880円~ ・iPhone12 Pro:137,520円~ ・iPhone12 mini:96,480円~ ・iPhoneSE(第二世代):57,600円~ ・iPhone11:82,800円~ ・iPhone11 pro:118,080円~ ・iPhoneXS:77,670円~ ・iPhoneXR:93,600円~ ・iPhone8:58,320円~ ・iPhone7:36,720円~ |
参考ページ | (iPhone一覧) | (iPhone一覧) |
最新iPhoneを中心に取扱iPhoneの種類が多いソフトバンク
ソフトバンクは最新のiPhoneを取り扱っており、Appleの発売直後に購入する事が可能です。しかし代わりに端末代金は10万円を超える機種もあり、端末割引が無くなった現在かなりの負担になります。
リーズナブルなiPhoneモデルに絞って販売しているワイモバイル
対してワイモバイルは数年前に発売されたいわゆる型落ちiPhoneを販売しており、端末代金も安い事が多いです。タイムセールで大幅割引も定期的に行っているのでチェックしてみるといいと思います↓
また2020年春発売の新しめのiPhoneSE(第二世代)がワイモバイルのラインナップに加わっているので、「安くそこそこいい性能のiPhoneを持ちたい」という場合にうってつけです↓
僕もiPhoneSE(第二世代)を購入しましたが、値段の割に最新モデルに近い性能なのでかなりコスパの良いのでiPhoneデビューや機種変更で迷っているならお勧めできます。
一見ソフトバンクとワイモバイルで一長一短に見えますが、ワイモバイルでもAppleで最新iPhoneを定価で買って持ち込む事で使えるので、総合的にはワイモバイルにした方が良いユーザーの方が遥かに多いと思います。