=========================================================== ●ジョブズをしても5000人しか集まらない。WWDC報告#1。(いきべん通信) =========================================================== WWDC1日目が終わりました。 WWDCとは、アップル社が開催するディベロッパーカンファレンスのことで、 簡単に言うと、ジョブズ教のメッカ巡礼の日というような意味合いを持ちます。 以前は、「Appleはこういう道を目指して進んでいるので、 ぜひみなさん、応援してください!」って呼びかけていたようですが、 最近のジョブズは、「まあこれだけのものを用意したんだから、勝手に儲けてくれよ」 みたいな印象を与えているようです。 とはいえ、世界はiPhoneOS4の話題で持ち切り。 ジョブズが生講演しているとき、私はシリコンバレーのプラグアンドプレイにいたわけですが、 みんなパソコン上にジョブズがいました。とてもキモい光景でした。 今回、ディベロッパーたちはどんなところに関心があるのか、聞いてみました。 HTML5と、BackGround。 あとはライブチャットAPIを使ったアプリの可能性ぐらい。 HTML5では、ネイティブアプリのようにサクサクしたものができそうだとか、 マルチタスクでは、ちょっとしたアプリ間連携ができそうだとか。 そんな感じ。 去年もたしかHTML5は騒がれたし、 Push Notificationはあれだけ騒がれたにせよ、 それをうまくサービスに取り入れる事例は閑古鳥だった。 そんな感じ。 技術を追いかけるとユーザ体験を忘れる。 そんな感じ。 でも、しっかりと布教活動は行われる。そんな感じです。 ちょうどシリコンバレーからダウンタウンに戻って来て、 その足で、モスコーン展示会場に来た時、 WWDCの初日のフィナーレでした。 わっさわっさ、出てくる出てくる、ノッポなアキバボーイたちが。 とってもキモいです。 しかし、これがマイクロソフトを時価総額で超えたAppleの強みの源泉なのです。 彼らはMacを買い、iPhoneユーザの為に、アプリをせこせこ作る。 This could be Heaven or this could be Hell? (これは天国なのか地獄なのか。) とにかく世界の脅威です。 かつて、自動車産業とかで団結していた日本人ってこんな感じなんでしょう。 スティーブジョブズの功績は、法人の産業を無力化したところにあると言われております。 音楽が、ゲームが、出版が、映画が、すべて、一般のディベロッパーとのゲリラ戦にさらされています。 プログラマーでさえ、一般人とのスキル競争にさらされています。 そのゲリラを指示しているゲバラがジョブズというわけです。 しかし、僕は見てしまいました。 なんと彼らの多くはコードがかけないということを。 ネットワーキングパーティに行ってそれがわかりました。 ジョブズ信者がコテコテのエンジニアから、 口の達者なフラワービジネスマンに、構造変換を起こしていたのです。 Businessman drink my wine. (あいつらときたら、俺のワインを飲みやがるのさ。) 音楽の世界をかじっている方はわかると思いますが、 楽器を弾けない奴は、身分的には糞食らえなんですが、 マウスだけは動くわけですね。所謂リスナーっていう奴です。 今回全国津々浦々からやってきた3000人の大部分はリスナーってわけ。 ジョブズはリスナーには宗教心を与えることはできたけど、 3食を忘れるほどコードに夢中な奴は、いまごろ部屋にこもって、 アンドロイドもパールも関係なく貪っているんじゃないかという疑惑です。 現に、この私、1ヶ月で2つのiPhoneアプリを作ったわけですが、 WWDCやiPhoneOS4には、もはや興味がありません。 武器を持たない連中のピーチクパーチクを聞いていても埒があきません。 それよりも興味があるのは、 一人でアプリを作れちゃうクリエイターを1000人結集させることです。 WWCC(ワールドワイドクリエイターカンファレンス)を、沖縄か浅草あたりでやりたいものです。 =========================================================== ●ついにジョブズは麻薬を売り始めた。(いきべん通信) =========================================================== WWDCのキーノートスピーチを見ていて、 誰もがスティーブが神格化を極めていることを実感したと思います。 しかし、ボクは違和感を感じられずにはいませんでした。 なんと、キーノートのゲストスピーカーに、 ジンガとギターヒーローが出て来たのです。 最高傑作のデバイスが糞ゲーム機になりさがった瞬間でした。 後日、ベストバイに行きました。 なるほど、これかと思いました。 日本勢が頑張っているのはゲームコーナーだけだったのです。 スティーブは日本人を畏怖しています。 日本電気がマイクロソフト勢に加担したときの怖さがよぎったのでしょうか。 ゲーム機はしょうもない日本人にやらせとけって思えばいいのに、 iPhoneはつまらないゲームの世界で張り合うことになりました。 ARの最終兵器として紹介されるべきジャイロセンサー。 スティーブが自らジェンガを実演して、 「いいゲームを作ってくれよ」とコメントを残しました。 さて、みなさん、少年時代に戻ってみましょう。 野球をするグループ、サッカーをするグループ、音楽をするグループ、 そしてゲームをするグループがいましたよね。 それぞれ、リスペクトされていたと思います。 身体能力が高くなくても、芸術能力が高くなくても、 そんな少年たちには、ゲームの世界がありました。 ゲームでは、実際に血を流さなくても喧嘩ができます。 手加減しなくても誰ともガチに遊ぶことができます。 そんな時代から今になりました。 今のゲームは、ソーシャルの波により、 ゲーム業界の人たちが、「それはゲームではないというもの」に変化しました。 野球やサッカーや音楽などと同様に、練習を積んだ選ばれし者がやるものではなく、 誰でもできるものになりました。 まさに、キーノートでプレゼンされたゲームは、 誰でもできる陳腐なものです。これはパチンコモデルというもので、 中毒症状を起こすものです。時間をつぶし、時間をかせぐために金を払う。 iPadの登場により折角、リアルコミュニケーションに根ざした コンピューティングが出来たと思ったら、時代は逆行しはじめました。 いまIT専業の誰しもが、ゲームを作ろうとしています。 ゲームの専門家でもない者が生き残る術として、麻薬を栽培しはじめました。 ゴッドファーザーは「麻薬だけはいかん。」と言いました。 でも、私たちのゴッドファーザーは、チルドレンゲリラたちを煽って、 世界をパチンコ漬けにしようとしています。 =========================================================== ●パチンコモデルは世界の親に受け入れられるのか。(いきべん通信) =========================================================== ボクはソーシャルアプリをコドモにやらせたくありません。 このままだと日本人がどんどんバカになっていくようでたまりません。 しかも、親のサイフを、コドモをつかってカツアゲしているようでむかつきます。 だから、彼らにはどんどん世界で勝負して欲しいと思っています。 日本人以外をバカにするのは、そんなに気分が害されないからです。 でも、どうやら世界は違うようです。 例えばアメリカなんかは、送り迎えに親がいて、 監視がいきとどいています。 あんた、ゲームなんかやめなさいと言える瞬間があります。 今は日本ほど3Gでモバイルが繋がっていないので、 隙間時間にソーシャルゲームをやるというのは見かけないですが、 これがつながったとしても、世界の親たちの壁がひそんでいることでしょう。 しかし、世界にはもっと夢中なものがある。 景気がいいところは、お金を儲けて車を買い、不動産を買う。 もともと貧しいところは、サッカーをやる。 ソーシャルアプリなんてやっている暇はないのです。 =========================================================== ●3つのおめでとう。(いきべん通信) =========================================================== 今日はみなさんに、「3つのおめでとう」を言います。 1つ目の「おめでとう」は、 「スティーブジョブズのゲリラ軍団のご入隊おめでとう」 ということであります。 スティーブは、Appleのハコ庭に、 既存のあらゆる産業の正規軍と、 みなさんのようなゲリラ軍をつれてきて、 お互いに戦わせて観戦しています。 今までプロと言われていた法人企業は、 無数のゲリラ部隊との戦闘に巻き込まれ、 もはや無力化しています。 今まであこがれだった企業たちと互角に戦える武器を手に入れた、 そんなみなさんに「おめでとう」なのです。 2つ目の「おめでとう」は、 「モバイル業界の先頭集団に来れて、おめでとう」 ということであります。 i-modeが生まれて早10年、 ケータイでの課金コンテンツ市場は6000億円まで成長しましたが、 いま、iPhoneアプリの課金市場は全世界で6000億円と、 日本の10年をあっというまに抜き去りました。 みなさんは、i-modeケータイができたときに、 この世界にやってきたでしょうか? 同じ世代なのに、10年やってこれなかったということは、 今まで、みなさんはイケてなかったといえます。 ところが、モバイル業界に従事していると言われる2万人のほとんどは、 このスマートフォンの世界に来れていません。 「あの実はすっぱい」とあきらめたキツネのように、 やらない理由を見つけるのに必死なのです。 そんななか、あなたたちはリスクをかえりみず、 日本に1000人もいないiPhoneディベロッパーの仲間入りをしました。 もはやトップ集団の一員なのです。これは「おめでとう」というしかありません。 3つの目の「おめでとう」は、 「レインボーアップスの仲間たちに加わって、おめでとう」 ということであります。 さきほど、スティーブがゲリラ軍を正規軍にぶつけて楽しんでいるという お話をしました。 1人のゲリラは、無駄死にするしかありません。 ゲリラ軍は、団結してはじめて、影響力を与えることができます。 いま、レインボーアップスは、世界一のゲリラ軍になろうとしています。 みなさんの前には200人の先輩がいます。 みなさんの後には年内700人の後輩ができます。 つまり年内に1000人のゲリラ軍ができることになります。 みなさんが協力しあって、リスペクトしあえば、 アプリケーションの完成度をあげることができ、 お互いでダウンロードし合って、デビューを書きあって、 ランキングを駆け上がることができます。 このレインボーの中から、 一日でも早く、一人でも多くの全米1位のチャートをかけあがる ヒーローを生み出すという約束をして、 このご挨拶をしめたいと思います。 みなさま、このたびはおめでとうございます。 一緒に戦いましょう! (6月19日 レインボーアップススクール主催者の言葉) |

