じゃあドコモのジュニアスマホって今は無いの?
現在ドコモでは最新iPhoneなどの一般向け機種に「安心フィルター」を入れて学生に販売しているので、高額ですし、安全面でも小中学生にはあまりオススメできませんね。
月額1100円の学生用格安スマホ『トーンモバイル』↓
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ドコモのジュニアスマホは販売終了!現在子供向けスマホは無し
ドコモの子供向けスマホと言えば、制限機能付きのジュニアスマホ『スマートフォン for ジュニア2 SH-03F』は2014年2月に発売された最新モデルで人気がありました↓

しかし2018年2月をもって新規申込を終了しています。生産と修理受付も終了しており、オンラインショップのラインナップからも消えています↓
ドコモのジュニアスマホ機種 | 現在の受付状況 | 発売日 |
スマートフォンfor ジュニア2 SH-03F(SHARP製) | 受付終了 | 2014年2月 |
スマートフォンfor ジュニア SH-05E(SHARP製) | 受付終了 | 2013年2月 |
スマートフォンforジュニア2 SH-03F ドコモ
スマートフォンforジュニア SH-05E ドコモ
前モデルの「スマートフォン forジュニア SH-05E」も既に受付は終了しているため、2021年現在ドコモにはキッズスマホ・ジュニアスマホと呼べるスマホは存在しません。
低学年向けの防犯用のキッズケータイであれば、ドコモで「キッズケータイ SH-03M」という機種が存在します(キッズ携帯は以下ページで解説↓)
2021年現在の学生に持たせるスマホの選択肢
なので、現在学生(特に小中学生)に持たせるスマホの選択肢として、以下の3パターンが考えられます↓
- 子供向けの格安キッズスマホを契約(トーンモバイル)
- ドコモで一般向けのスマホを買う
-
小学生であればauへ乗り換えて『ミライエf』を持たせる(販売終了)
特に➁の「ドコモで一般向けのスマホを購入する」場合、別ページで計算していますが学割を含めても月額6,000~9,000円前後はかかるのでコストパフォーマンスが悪いです。(しかも一般向けスマホにフィルタリングアプリを入れるだけなので、安全面も万全とは言いにくいですし…)
なので、安全面でも料金面でも月額1,000円程度で使える「トーンモバイル」のような子供向けの格安スマホに人気が集まり、選択する家庭が増えています↓
トーンモバイルで2020年2月に最新の見守りスマホ『TONE e20』が発売され、更に安全性能が強化されているので、以下のページも参考にしてみて損はないはずです↓
モチロン料金的に「月額7,000~8,000円でも構わない」という場合であれば、ドコモでiPhone等を契約するのもいいと思います。(街中のドコモショップでサポートを受けられますしドコモブランドの安心感もありますからね)
もう家でドコモへ申込できる時代ですよ♪
ドコモに子供向けスマホ無し=キッズスマホならTONEの1択に…
前記の通り2021年現在ドコモでは子供向けのスマホというものが存在しないので、現在ドコモでは一般の大人用のiPhoneやAQUOSなどの機種に「あんしんフィルター for ドコモ」という簡易的なフィルタリングアプリを入れて学生に販売しています↓

ドコモはキッズスマホ無し⇒学生でも一般と同料金に…
なので料金面でも一般向けのiPhoneを購入するのとそんなに変わらず、学割の割引額も「月1,000円割引×数か月間」程度なので、学割込みでも月額料金は7,000~8,000円くらいは掛かってしまうので微妙かもしれません。
私と変わらないじゃない…
中学生がiPhoneを契約した場合の月額料金を以下のページで解説しているので参考にしてみて下さい↓
安全面も「あんしんフィルター」を入れただけなので小中学生には充分とは言えないかも…
「あんしんフィルター」も以前よりは制限/防犯機能は増えたものの、まだまだ無料アプリの域を出ません。特に学生に人気のiPhoneでは機能が少なくお世辞にも安心とは言えません。
特に自制心の弱い小学生~中学生であれば、これらの一般スマホではなく、ちゃんとした子供用の制限機能を搭載したキッズスマホを持たせてあげた方が安心です。
2021年現在キッズスマホは1種類しかない
という事で2021年時点でドコモには小中学生に適したスマホはありません。
なので現在小中学生の子供にスマホを持たせることを検討しているなら、ドコモ以外の子供向けの制限機能を搭載したキッズスマホを持たせる事を強くお勧めします。
キッズスマホは2021年現在では、格安スマホの『TONE MOBILE(トーンモバイル)』の専用端末『TONE e20』の1種類しかありません。
2020年まではauで販売している『miraie f(ミライエフォルテ)』があったのですが、現在は販売終了となっています↓
キャリア | キッズスマホ機種 | 発売日/受付状況 |
ドコモ | 2014年2月発売 × 受付終了 |
|
au | miraie f (ミライエフォルテ) 月額料金:4,000円~5,000円 |
2017年1月発売 |
ソフトバンク | – (キッズスマホは発売していない) | – |
トーンモバイル | TONE e20 月額料金:1,000~2,000円 |
2020年2月 〇現在契約可 |
上記のようにauのミライエフォルテは月額4~5,000円するので一般スマホ程ではないですが料金高めでした。
対してトーンモバイルは月額1,000円で無制限で使え、高性能なスマホ代込みでも月額2,000円くらいで使えるので、かなりコストパフォーマンスが良くキッズスマホとしてかなり人気があります↓

トーンモバイルはここ2年で登場したキッズスマホなのですが、veryなどの女性誌でも取り上げられていたり、東京都や全国子ども会連合会にも推奨されるほど口コミで話題になっているキッズスマホでかなりお勧めです↓
また中学生向けのその他の格安スマホを以下のページで比較&厳選して紹介しているので非是参考にどうぞ↓
スマートフォンforジュニア2 SH-03Fはどんなジュニアスマホ?
現在は販売していませんが、ここからはドコモのジュニアスマホ『スマートフォン for ジュニア2 SH-03F』の機能を見ていきしょう。
ちなみに中古のドコモのジュニアスマホをショップに持ち込んで契約して使う事は可能です。

サイドボタン長押しで「あらかじめ登録してある連絡先へ自動発信」などの防犯ブザー機能が使えるなど優秀ですが、SH-03FもSH-05EもGooglePlayに非対応で、アプリはdメニューにあるアプリのみインストール可能という仕様になっているのが残念なところ。
SH-03Fでは Google Play からのアプリをダウンロードすることはできません。
また「有害サイトへのアクセスブロック」や「利用時間単の制限」など子供向けの機能も多いのですが、最近ではドコモのフィルタリングアプリ「あんしんフィルターfor docomo」が強化され、Android機種であれば多くの機能が安心フィルターを導入する事で代用できてしまいます。
一応中古などで「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」を入手して持ち込む事もできるにはできる(ショップ店頭に持ち込みのみ)のですが、そもそもSH-03Fは現在の学生向けのスマホとしては物足りないかもしれません。
ドコモの現在のジュニア向けのオススメのスマホ機種は?
前述の通り、ドコモでは現在は子供・学生には一般向けスマホに「安心フィルターforドコモ」を導入して販売しています。

No1:ドコモで2020年学生人気No1の機種は圧倒的iPhone

以下はドコモの子供向けページに記載されている「子供に初めて持たせたスマホの機種」の統計ですが、圧倒的にiPhoneなのが分かります。

iPhoneに次いで「Xperia」「AQUOS」と一般向けのAndroidの定番機種が続いています。

またドコモで子供向けのスマホは「らくらくスマートフォン」を勧める情報もありますが、「らくらくスマートフォン」一般初心者向けなので子供向けではありません。
【結論】ドコモには”学生料金”も”キッズ向けスマホ”も無し
いずれの場合でも「子供向けのスマホ機種」がある訳ではなく、ただ一般向けスマホ機種を一般向けの料金で販売し、フィルタリングを導入しているだけです。
なのでどの機種を使おうと、「学生だからドコモのスマホ代が安い」という事は無く、一般向けの料金で割高なので覚悟しましょう。
従量制プランの最低料金表記にも注意が必要
特に2019年以降ドコモの料金プランは、大容量プランの「ギガホ」か、従量制プラン(使った分だけ料金が上がる)の「ギガライト」の2択のプランとなっています。

特に従量制プラン「ギガライト」によって表記されている最低料金と、実際に使って掛かる料金に大きく差あり、ますます残念な思いをするドコモユーザーが増えそうです。
例えば上記の場合、ドコモで表示する料金は最低料金である「~1GB」の時の1,980円で表記して販売します。しかし実際に学生のスマホ利用であれば月平均5GB以上は使うのでプラン料金だけでも「5~20GB」の時の料金4,980円が請求されるケースが多いです。
「安いと思って契約したけど、請求額がなんか高かった」という話はよく聞きますが、4,980-1,980=3,000円が「なんか高い」の部分という訳です。(ドコモは最低利用時の料金で計算&表記しているため)
最近ではスマホ代すら確認しない保護者も多く、残念ながらこうやって気が付かない固定費で家計が圧迫されているんです。
ドコモのiPhoneは本当に子供向け?安全面も料金面も微妙
ドコモで子供に持たせるスマホの人気No1となっているiPhoneですが、フィルタリング面でも料金面でも全くお勧めできません。
ドコモのあんしんフィルターはiPhoneでは性能が弱い
18歳以下のスマホに導入が義務付けられている「フィルタリング」ですが、ドコモでは「あんしんフィルターfor docomo」というアプリを子供のスマホに入れて機能制限を行います。
しかし「あんしんフィルターfor docomo」というフィルタリングは以下のようにAndroid機種とiPhone機種によってできる制限機能が異なるのが分かります。
あんしんフィルターfor docomo | Android版 | iPhone版 |
アプリダウンロード制限 | ◎ Googleプレイストアのアプリ/提供元不明アプリのインストールができなくなり、新規アプリのインストールを制限する機能 | △ iSO設定で可&年齢レーティングのみ |
アプリの起動制限 | ◎ インストール済アプリの起動制限(PWロック) | ◎ iOS設定で可 |
アプリの利用時間帯制限 | ◎ 保護者が設定した時間の起動を制限 | × |
居場所確認 | × イマドコサーチで代用 | |
端末時間制限 | × | |
ウェブフィルタリング | ◎ 有害サイトへのアクセスを制限(EMA認定) | |
学年別の制限レベル | ◎ 4モード(小中高+高校生プラス)から選択 | |
スマホ初期化やアプリアンインストール・無効化対策 | ◎ | × |
歩きスマホ警告 | ◎ | × |
これはiOSとAndorid OSの差なのですが、表の通り一括りに「あんしんフィルターfor docomo」と言っても、Android版とiPhone版でここまでできる事が違います。
ある程度自分を律したり管理ができるようになる高校生であれば、フィルタリング機能もそこまで重視しなくてもいいかもしれません。
ただまだまだ親の管理が必須な小中学生にiPhoneを持たせる場合、iPhone版のあんしんフィルターではとても充分とは言えません。
特に、自制心の弱い小学生~中学生くらいだと、しっかりとしたキッズスマホを持たせた方がいいと思います。