いつスマホデビューしているのかしら?
気になったのが直近1年間で高校生(というか学生全体)のスマホ利用時間が急激に上がり、1日平均330分も触っている点です。
小中学生の初スマホで迷ったらコレ♪
月1100円の学生用格安スマホ『トーンモバイル』↓
2022年に発表された総務省の全国調査によると、2021年時点で高校生の98.7%がスマートフォンを所持しているとの結果になっています↓
参考:令和三年度 青少年のインターネットの利用状況 | 総務省
流石に高校生にもなれば友人関係とかに響いてきそうだわ
上記の総務省の統計結果が”全国平均”である事を考えると、都心部ではもっと所有率は高そうです。
ちなみに若者に人気のiPhoneですが、学生のiPhone&Android率について以下のページでも解説しています↓
巣ごもり生活で利用時間激増!高校生のスマホ利用時間が1日平均5時間半↑まで!ドップリスマホ依存…
そして2021年の統計を見ていて気になったのがスマホの利用時間の増加です↓
1日の平均利用時間(分) | 小学生 (10歳以上) |
Δ(年増加) | 中学生全体 | Δ(年増加) | 高校生全体 | Δ(年増加) |
2021年 | 207.4 | +61.0 | 259.4 | +59.7 | 330.7 | +63.3 |
2020年 | 146.4 | +17.3 | 199.7 | +23.6 | 267.4 | +19.6 |
2019年 | 129.1 | +10.9 | 176.1 | +12.2 | 247.8 | +30.6 |
2018年 | 118.2 | +20.9 | 163.9 | +15.2 | 217.2 | +3.4 |
2017年 | 97.3 | +3.9 | 148.7 | +10.4 | 213.8 | +6.5 |
2016年 | 93.4 | +8.6 | 138.3 | +11.0 | 207.3 | +14.9 |
2015年 | 84.8 | +1.5 | 127.3 | -2.9 | 192.4 | +7.3 |
学校の授業時間より長いじゃない
気になるのが前年の統計と比べて平均で63分も増加している部分で、やはり巣ごもり生活でスマホを触る時間が平均で1日1時間も長くなったという事でしょう。
高校生はスマホで毎日5時間半も何をしてる?⇒動画音楽ゲーム以外は「情報検索」と「コミュニケーション」
気になるのが「高校生は1日平均5時間半もスマホで何をしているのか」という事でしょう。
こちらも最新の統計情報になりますが、利用項目のトップ5は以下です↓
相変わらず「動画視聴」や「ゲーム」は人気ですが、注目は小学生や中学生と比べると「情報検索」や「コミュニケーション」に使われる頻度が高くなっているのが分かります↓
学年別 スマホの利用項目 |
小学生 | 中学生 | 高校生 |
動画視聴 | 76.90% | 88.00% | 93.20% |
音楽視聴 | 47.30% | 80.80% | 88.90% |
情報検索 | 59.80% | 82.20% | 86.00% |
コミュニケーション | 46.40% | 79.40% | 85.90% |
ゲーム | 61.20% | 70.20% | 74.20% |
ニュース | 15.50% | 43.10% | 53.10% |
地図・ナビゲーション | 16.20% | 40.00% | 60.60% |
読書をする | 3.50% | 13.80% | 20.60% |
漫画を読む | 9.90% | 29.20% | 46.00% |
ショッピング | 2.40% | 13.00% | 35.00% |
勉強・学習・知育アプリ | 17.20% | 44.10% | 52.00% |
撮影や制作・記録 | 20.20% | 31.10% | 39.70% |
小中学生よりは娯楽以外に使われる頻度は上がっており、そこまで悲観する内容ではないかもしれません。
子供だけじゃない!自制心だけではどうにもできないスマホにルール決めと制限を!
とは言え「ゲーム」「動画視聴」などが多く平均で5時間半使っている事実に変わりはないので、大人と同じく何かスマホを遠ざける対策・制限をしないと完全にスマホ依存症から抜け出せなくなります。
これは子供に限った話ではありませんが、毎日5時間半をスマホに奪われるというのは”緊急事態”と言っていいでしょうね。
「スマホ無しでは落ち着かない」「つい触っちゃう」など依存症の症状から抜け出せなくなり、Googleなどスマホを提供している側の思うつぼです。
特にスマホ依存症は個人の自制心でどうにかできる類のものではなく、環境・仕組みで対策するしかありません。
最近ではスマホ自体で制限設定をすることができますが、自分で設定しても自分で解除できてしまっては意味がありません。
iPhoneなら「スクリーンタイム」など初期状態でも使える制限機能が搭載されていますが、自分で制限設定しても自分で解除できてしまうので無意味なんですよね。