
あたしそんなにスマホ使わないからギガ少しで安いのでいいんだけど…
『LINEMO』が2021年7月に3GBで月額990円の『ミニプラン』を追加しています。




2021年春にソフトバンク系新ブランドとして立ち上がった『LINEMO』ですが、2021年7月には軽量3GBプランである『ミニプラン』を追加しています↓
LINEMOの2プランの比較:選び方と注意点
そしてLINEMOで新たに追加となった「ミニプラン」ですが、単純に従来の20GBプラン「スマホプラン」とサービス内容を比較するとこんな感じです↓
LINEMOの2プラン | ミニプラン (軽量プラン) | スマホプラン (標準プラン) |
月額料金 | 990円/月 | 2,728円/月 |
月ギガ容量 | 3GB | 20GB |
カウントフリー | 「LINEギガフリー」 (LINEのトーク/通話/ビデオ通話/画像動画の送受信でデータ消費なし) | |
ギガ超過後の 通信速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps |
残データの繰越 | – (繰り越しなし=残容量リセット) | |
eSIM対応 | ◎(対応) | ◎(対応) |
契約後のプラン変更 | 互いに変更可能 | |
LINEスタンプ プレミアムポイントバック キャンペーン | × (対象外) | ◎ (対象) |
10,000円相当あげちゃう キャンペーン | × (対象外) | ◎ (対象) |
「ミニプラン」は月額990円とかなりの安さなのですが、ただ安く軽容量になっただけではない点には注意が必要です。
特に赤文字で記載した点が通常20GBの「スマホプラン」と違う点で
3GBを使い切ると300kbpsの速度制限=ほぼカクカクでネットが使い物にならない
LINEMOのキャンペーンの対象外
となってしまいます。
特にミニプランは月容量3GBまで=3GBを超えると制限速度になるのですが、「スマホプラン」と違って制限時の通信速度は300kbpsしかないので、ネットもかなり遅いですし、動画視聴はかなり厳しいラインです。
LINEMOのLINE使い放題はLINEモバイルから
2018年にソフトバンク傘下となったLINEモバイルを、ソフトバンクは2021.4.9付で完全子会社化しています。(同時にLINEモバイルは新規申込を終了)

そしてLINEモバイルの特長だった”LINE使い放題のカウントフリーサービス=「LINEフリー」”は、「LINEギガフリー」という形でLINEMOで提供されています。
ソフトバンクグループの3GB軽量プランは既にワイモバイルの『シンプルS』が存在する

しかしそもそもソフトバンクグループには3GB軽量プランがワイモバイルに存在します。
ワイモバイルはLINEMO登場のタイミングでプランをリニューアルしており、「シンプルS」「シンプルM」「シンプルL」という松竹梅の3プランとなっています↓
ライト利用者であれば「既にワイモバイルのシンプルSを使っている」という方も多いと思います。
という事で、2021年7月にスタートしたLINEMOの『ミニプラン』とワイモバイルの『シンプルS』という2つの3GBプランを比較してみました↓
サービス比較 | ![]() 『ミニプラン』 | ![]() 『シンプルS』 |
月額料金 | 990円/月 | 2178円/月 |
月容量 | 3GB | |
制限時の速度 | 最大300kbps | |
ギガ関連 | LINEギガフリーコミコミ | 最初13カ月は「データ追加オプション」が無料 ⇒3GB/月⇒4GB/月が可能 |
データ繰越 | – | – |
通話オプション | 「5分かけ放題」:+550円/月 | 「10分かけ放題」:+770円/月 「完全かけ放題」;+1,870円/月 |
家族割 | – | ◎ (2回線目以降が毎月1,188円割引) |
キャリア決済 | – | ◎ |
留守番電話等のオプション | – | ◎ |
Yahoo!プレミアム PayPay優遇 | – | ◎ |
単純な料金面ならLINEMO「ミニプラン」が圧勝!ワイモバはYahoo経済圏の優遇等で軍配
まずこの比較表から最初に分かることは、同じ3GBプランでも圧倒的にLINEMOの「ミニプラン」が安いという点です。
もし料金を重視するのであれば、オプションを付けなければ月額990円で3GBまで使えるLINEMOの「ミニプラン」でいいと思います。
LINEMOはミニプランでも「LINEギガフリー」がコミコミ⇒ビデオ通話を多用する人はLINEMO
更にLINEMOには「LINEギガフリー」が標準で付いてくるので、LINE内のトークやLINE通話、ビデオ通話、画像や動画の送受信でも一切ギガを消費しません。
特に昨今ではスマホで撮影した写真や動画のサイズは大きかったり、オンラインでのビデオ通話需要も大きいのでよく使う人は「LINEギガフリー」が付いているLINEMOの「ミニプラン」でいいと思います。
対してワイモバイルには「家族割」や「キャリア決済が可能」、そして「PayPay優遇&Yahooプレミアム無料加入」などのYahoo経済圏でのメリットが強いです↓

この辺はちょくちょく優遇内容や条件が変わるのですが、不定期で街中のあらゆる店舗で開催される「超PayPay」でもワイモバイルユーザーは還元率が優遇されていたりするので”恩恵”を感じられます。


またワイモバイル利用者は自動でYahoo!プレミアム有料会員となるメリットがあったり、Yahoo!ショッピングなどのネットショッピング時にも大きく還元率が上がります↓
ワイモバイルにあってLINEMOにない=「家族割」「キャリア決済」
そしてワイモバイルにあってLINEMOにないサービスとして「家族割」と「キャリア決済(ワイモバイルまとめて払い)」があります。
特にワイモバイルは2021年にプランをリニューアルする際に「家族割」の割引額を「2回線目以降は月550円割引⇒月1,188円割引」に強化しています。
2回線目以降なら、シンプルS=月額2178円から家族割で1,188円割り引かれて、月額990円で使えるのでLINEMO同じ月額料金となります。
実際には「データ増量オプション」で4GB使えたり、キャリア決済、Yahoo経済圏の優遇などもあるので、家族2人以上で使うのであればワイモバイルの方がお勧めと言えます。
【結論】月3GBならワイモバイルの『シンプルS』VSLINEMOの『ミニプラン』
という事で、月3GBの軽量プランをワイモバイルとLINEMOで比較した結果、どちらが向いているかの結論は以下となります↓
【LINEMOのミニプランが向いている人】
- 一人で使う(家族割を使わない)
- LINEのビデオ通話や画像・動画の送受信を頻繁に使う
【ワイモバイルのシンプルSが向いている人】
- キャリア決済が使いたい
- PayPayでよく決済する
- Yahooショッピングなど「Yahoo経済圏」を使っている
- 家族2人以上でワイモバイルを使う
ライトユーザー一人であれば単純に安いLINEMOの「ミニプラン」で問題ないと思います。
家族なら料金面はそこまで差がないので、その他のメリットが多いワイモバイルでいいかと。
LINEMOのミニプランは3GBとしては安い?格安SIM(MVNO)の軽量プラン帯とコスパ比較
ついでに主要格安SIMとLINEMOの「ミニプラン」のギガ容量&価格を比較してみました。
大手3キャリアの新ブランド「ahamo」「povo」「LINEMO」はいずれも月容量20GBのプランで競争していましたが、「ミニプラン」の登場でLINEMOはより軽量なプラン帯を攻めています。


「ミニプラン」と同じ軽量プランと言えば完全にMVNOの価格帯で勝負という事になりますが、この辺のコスパ比較もしてみました。
主要MVNOの「mineo」「IIJmio」「OCNモバイルONE」「BIGLOBEモバイル」の4社の3GB未満の通話プランと料金をプロットしてみたのが以下の表です↓


ちょっと見づらいのですが、業界最安値の「OCNモバイルONE」の「3GB/月コース(音声)」と月額990円で同じポジションとなっているのが分かります。
上記からもLINEMOの「ミニプラン」は1GB単価でみてもかなりコスパが良く「業界最安値クラス」だという事が分かりました。
うーん、ライトユーザーならかなりいいプランですね。これは。