
UQモバイルとかワイモバイルって名前はよく聞くわ
それぞれがauとソフトバンクのグループ会社なので、潤沢な広告費でテレビCMなどでもよく見るので知名度は高いです。


今回はUQモバイルとワイモバイルを料金面や通信速度、無料通話やキャンペーンなど様々な視点から比較してみましたよ♪

結論から述べると、UQモバイルとワイモバイルは料金面でもサービス面でもほぼ同じですが、以下のように微妙に差があります↓
比較 | ![]() | ![]() |
料金プラン | プランS(月容量4GB):1,980円/月 | プランS(月容量4GB):1,980円/月 |
プランR(月容量12GB):2,980円/月 | プランM(月容量13GB):2,980円/月 | |
– | プランR(月容量17GB):3,980円/月 | |
制限時の速度 | プランS:300kbps プランR:1Mbps | プランS:128kbps プランM/R:1Mbps |
契約期間 | 無し(2019.10より完全撤廃 | |
無料通話(上記プランに付与) | 20円/30秒(無料通話は有料オプションで付ける) | 全プラン「10分かけ放題」付与 |
余りデータ翌月繰越 | 有り | 無し |
24時間完全かけ放題 | +1,700円/月のオプションで可 | +1,000円/月のオプションで可 |
通信速度 | 大手キャリアと同水準 | |
店頭ショップの有無 | 多い | 多い |
iPhoneのセット販売 | 旧モデルiPhoneが格安でセット購入可 |
両社とも格安SIM基準ではかなりハイクオリティな格安SIMな上に、両社の最大のデメリットであった「2年縛り」は2019年10月より完全撤廃されたので、気軽に乗り換える事が可能になりました♪
また2020年6月よりプランS以外なら制限時の速度が1Mbpsまで上がり、実質無制限のように使えるため、他の格安SIMと比べてもこの2社はクオリティが図抜けています。
UQモバイルとワイモバイルは上記のように料金もサービス内容もほぼ同じですが、強いて言うなら、
090や080からの発信が少ない ⇒ 10分かけ放題が外せる「UQモバイル」
PayPayを使っている ⇒ PayPay優遇の「ワイモバイル」
完全かけ放題が使いたい ⇒ オプションでどちらも可能
データ通信量が毎月バラバラ ⇒ 余データを翌月に繰り越せる「UQモバイル」
今auを使っている ⇒ 同回線の「UQモバイル」
今SoftBankを使っている ⇒ 同回線の「ワイモバイル」
という決め方でいいかと思います。
【補足】UQモバイルとワイモバイルってどんな会社
そもそも「”UQモバイル”や”ワイモバイル”という名前は聞いたことがあるけどどんな会社なのか知らない」という人も多いと思います。
両社ともauともキャリアのグループ会社で「格安SIM版のau」と「格安SIM版のソフトバンク」と言っても過言ではないでしょう。

auとソフトバンクの料金プランが似ているように、UQモバイルとワイモバイルのプランも似ている(後述)のはそういう事です。
auとソフトバンクグループだけあって回線やiPhoneの仕入れルートなども他の格安SIMと違って優遇されていると言われています。
【補足】yahooモバイルとYモバイルはほぼ同じ
ちなみに「ワイモバイル(正式には”Y!mobile”)」というロゴを見て、Yahooを連想して「Yahoo!モバイル」かと思う方もいるかもしれません。
yahooモバイルとY!mobileは厳密には別物で、「yahooモバイル=Yahooとソフトバンクの共同運営のY!mobileの窓口」という事らしいです。
参考:ヤフーモバイル(Yahooモバイル)とワイモバイルは違う!どっちがお得?
まずはUQモバイルとワイモバイルの料金プランを比較!料金はほぼ同じ!
あなたが格安SIMに興味があるという事は、十中八九料金を今よりも安くしたいと考えているのではないでしょうか。
両社の料金プランですが、2020年6月にUQモバイルが、2020年7月にワイモバイルが新プランに変更し、現在は以下のプランが用意されています↓
UQモバイルのプラン | ワイモバイルのプラン |
【プランS】 月容量:4G 月額:1,980円 | 【プランS】 月容量:4GB 月額2,680円 +「10分かけ放題」 |
【プランR】 月容量:12GB 月額:2,980円 | 【プランM】 月容量:13GB 月額:3,680円 +「10分かけ放題」 |
– | 【プランR】 月容量:17GB 月額:4,680円 +「10分かけ放題」 |
※全部税抜
上記のようにUQモバイルは2プラン、ワイモバイルは3プランあり、料金面では一見ワイモバイルの方が700円高いです。
しかしワイモバイルは全プランに「10分までかけ放題」が付与されており、UQモバイルには無料通話がありません。
UQモバイルで「10分かけ放題」オプションが+700円/月なので、10分かけ放題オプションありで考えるとどちらも同じ料金になります。(新規割で最初の6か月700円引きがある分ワイモバイルの方が若干安い)
ただし、「通話はほとんどLINEだから”10分かけ放題”なんか不要」という人であれば、オプションを付けない分月額料金が700円安くできる分、UQモバイルの方が安くなります。
「10分かけ放題」込で見るとプラン料金では両者に差は無い
「10分かけ放題」が不要なら、外せる「UQモバイル」が優勢
両社ともプランS以外は実質無制限に♪
また2020年6月よりUQモバイルが、2020年7月よりワイモバイルが、データ容量を使い切った時の制限速度が1Mbpsまで向上しました。(プランS以外)
UQモバイルのプラン | ワイモバイルのプラン |
【プランS】 速度制限時:最大300kbps | 【プランS】 速度制限時:最大128kbps |
【プランR】 速度制限時:最大1Mbps | 【プランM】 速度制限時:最大1Mbps |
– | 【プランR】 速度制限時:最大1Mbps |
これは楽天モバイルに対抗したものと思われますが、これによって2社ともプランS以外は実質無制限に近いハイクオリティな通信品質になり、「ギガ使い切ってカクカク」がほぼなくなりました!
参考:
UQモバイルの新プラン(公式)
ワイモバイルの新プラン(公式)
この価格で通信速度爆速&実質無制限はやりすぎな気もします。
au、ソフトバンクのサブブランド会社の強さがはっきり出たサービスだと思いますし、他の格安SIMはここまでできないでしょうね。
両社とも”2年縛り”は完全撤廃!無料通話やデータ繰り越しで一長一短
ただ、両社の細かい部分をみると以下のように若干違っています↓
料金プラン比較 | UQモバイルのプラン詳細 | ワイモバイルのプラン詳細 |
無料通話 | 新プランに無料通話は無し (20円/30秒の通常通話料金) | 「10分までかけ放題」付き |
余ったデータ容量 翌月へ繰り越し | ◎(自動繰り越し) | ×(繰越不可) |
通信制限時の追加チャージ | ・100MB/200円 ・500MB/500円 | ・500MB/500円 |
最低契約期間 /違約金 | 縛り無し(2019.10より2年契約と違約金を完全撤廃) | 2年契約&自動更新 9,500円(税別) |
特に目立つのが無料通話に関する差でしょうか。
「10分かけ放題」が無料のワイモバイル!余ったデータ繰越ができるUQ
ワイモバイルは全プランに標準で「10分までかけ放題」が付いているのに対し、UQモバイルの新プランには無料通話がついていないので通話面ではワイモバイルが優勢です。(UQモバイルは月額700円の「5分までかけ放題オプション」に加入する事は可能)
またデータ容量が余った場合に、UQモバイルは翌月に残データ容量が自動繰り越しされるのに対して、ワイモバイルは繰り越しがありません。
2社とも2019年10月から2年縛りを完全撤廃!
2019年10月からの「電気事業法改正」によって、ワイモバイルもUQモバイルも「2年縛り」が完全撤廃され、違約金も2年契約&自動更新もなくなりました♪
両社ともドコモやau、ソフトバンクと同じく2年契約&自動更新(2年縛り)の契約となっており、2年に2ヶ月だけある更新月以外で解約や他社へのMNP転出(乗換え)を行うと、契約解除料として9,500円(税別)が掛かる点には注意が必要です。
2年縛りはワイモバイルとUQモバイルの唯一にして最大のデメリットだったのですが、それが完全撤廃された事で今まで以上にこの2社はお勧めの携帯会社になったと言えるでしょう。
乗り換えて合わなければ直ぐに元の携帯会社に戻ればいいわけですから、のりかえの心理的なハードルが大きく下がったと思います。
通話が多いなら無料通話が付いているワイモバイル
データの繰り越しがあるのはUQモバイル
2社とも2年縛りは完全撤廃されて自由に♪
ワイモバイルとUQモバイルの通信速度を比較
最近ではスマホで動画視聴が当たり前ですが、その際の通信速度は格安SIM選びの際の重要な指標です。
UQモバイルもワイモバイルもau、ソフトバンクの純キャリア回線を利用している為、格安SIM内でもトップレベルの通信速度です。
自分もワイモバイルを使っていますが、ソフトバンクと遜色ない通信速度が出ており体感で差はありません。また他の格安SIMが苦手とする”昼の12時台”でも充分な回線速度が出るため、両社とも大手キャリアと同等の回線速度なのでほとんどの場合問題にならないと思います。
UQもY!も通信速度はキャリア並みの”爆速”♪
UQモバイルとワイモバイルの通信エリアは若干違う
ちなみに通信速度とは別に”通信エリア”の問題があります。
UQモバイルはau回線なのでauの通信エリア、ワイモバイルはソフトバンクの通信エリアとなるので微妙にカバーしているエリアが違うんですね。
両社とも国内エリアのカバー率は非常に高く都心部ではほぼ問題になりませんが、地方や一部エリア等「繋がりにくいエリア」はUQモバイルとワイモバイルでは同じではありません。
対応エリアの詳細は両社の公式ページから確認できるので、自分がよく使うエリアでも使えるのかをそれぞれ確認しておくのも大事です↓
UQモバイルもワイモバイルもショップ有り!店舗比較
大手キャリアから格安SIMへ移行する心配事の1つに「店舗で聞けるかどうか」という点があると思います。ネット問合せよりも直接ショップに赴いてスタッフに聞けるのは一番安心ですからね。

多くの格安SIMで料金を下げる分実店舗をほぼ持たないケースが多いのですが、UQモバイルとワイモバイルは街中にショップを多く持っているのも特長です。(以下の両社の公式で近くのショップを確認できます)
特に最近ではソフトバンクショップ内にワイモバイルショップもセットになっていたりと、疑問や申込などの際に実店舗で聞きやすくなってきています。
両社とも街中にショップがあるのはサポート面で◎
全格安SIM中で『24時間完全かけ放題』が出来るのはUQ&ワイモバイルだけ!
ドコモやau、ソフトバンクでは「無料通話無し」「5分までかけ放題」「24時間完全かけ放題」の3種類の通話プランがありますが、全格安SIM中で「24時間完全かけ放題」が出来るのはワイモバイルとUQモバイルの2社しかありません。(2018年春までは楽天モバイルで可能でしたが終了)
携帯会社の通話プラン | 無料通話無し | 5分までかけ放題 | 完全かけ放題 |
ドコモ | シンプル | カケホーダイライト | カケホーダイ |
au | シンプル | カケホ | スーパーカケホ |
SoftBank | 通話基本プラン | 準定額オプション | 定額オプション |
ワイモバイル | -(全プランに10分かけ放題付) | +1,000円で完全かけ放題に変更可能 『スーパー誰とでも定額』 | |
UQモバイル | -(全プランに5分かけ放題or合計60/90/120分までかけ放題) | +1,700円で完全かけ放題に変更可能 『かけ放題(24時間いつでも)』 |
UQモバイルは月額+1,700円のオプション『かけ放題(24時間いつでも)』を、ワイモバイルは月額+1,000円のオプション『スーパー誰とでも定額』に申し込む事で大手キャリアと同じ”完全かけ放題”を使う事ができ、通話料が掛かりません。
参考:
スーパーだれとでも定額 | Y!mobile
UQ mobile 音声定額通話オプション「かけ放題(24時間いつでも)」を提供開始
もし自分から発信通話が多い場合には、UQモバイルかワイモバイルのこれらの完全かけ放題オプションに加入する事で、大手3キャリアと同じ完全無料通話にする事ができます。
ワイモバイルとUQモバイルで持ち込めるスマホ(iPhone)
もし現在どこかで購入したスマホを持っている場合、UQモバイルもワイモバイルもSIMカードだけ契約して自分のスマホに差して使う事も可能です。
しかしUQモバイルやワイモバイルのSIMカードを差して動作するスマホの機種がそれぞれ異なるため、どのスマホにSIMカードを差しても使えるとは限りません。
両社とも公式ページで動作を確認できた機種を記載しているので、自分の持っているスマホを持ち込んで使う場合には、両社で使えるのかを公式ページで確認しておく必要があります↓
また多くの機種でSIMロックの解除が必要となります。(以下は3キャリアのiPhoneを使う際のSIMロック解除の可否です↓)
キャリア購入のiPhone | UQモバイルでの動作 | ワイモバイルでの動作 |
ドコモ版 iPhone6s | 要SIMロック解除 | 要SIMロック解除 |
ドコモ版 iPhone7 | 要SIMロック解除 | 要SIMロック解除 |
ドコモ版 iPhone8 | 要SIMロック解除 | 要SIMロック解除 |
au版 iPhone6s | 要SIMロック解除 | 要SIMロック解除 |
au版 iPhone7 | 要SIMロック解除 | 要SIMロック解除 |
au版 iPhone8 | 不要 | 要SIMロック解除 |
SoftBank版 iPhone6s | 要SIMロック解除 | 要SIMロック解除 |
SoftBank版 iPhone7 | 要SIMロック解除 | 要SIMロック解除 |
SoftBank版 iPhone8 | 要SIMロック解除 | 要SIMロック解除 |
ほぼ全てのモデルでSIMロック解除が必要なのですが、解除すればそのままUQモバイルやワイモバイルで使うことが出来ます。
UQモバイルもワイモバイルも旧モデルiPhoneを格安セット購入できる
また両社とも旧モデルのiPhoneをかなり安くセット販売しており、モデルによっては実質0円などで入手する事も可能です。
格安SIMでiPhoneを格安でセット販売している会社は限られていますが、両社ともauとソフトバンクグループの利があるので旧モデルiPhoneを安く販売できるんですね。
もし格安でiPhoneデビューを考えているなら、UQモバイルかワイモバイルのセット購入を狙うのがコストパフォーマンスとしてとても良い選択だと思います。
iPhone購入時の大手3キャリアとの料金も以下のページで比較してみましたので参考にどうぞ↓
UQモバイルとワイモバイルは家族割や学割などのキャンペーンも豊富
ドコモauソフトバンクでは「家族割」や「学割」が存在しますが、UQモバイル、ワイモバイルにもあります↓(以下は2020年春の学割です)
学割/家族割キャンペーン | UQモバイル | ワイモバイル |
学割 | 『UQ学割』 ・1年間月額,1000円割引 ・家族にも同じ特典 (2019.11.15~2020.5.31) | 『ワイモバ学割』 1年間月額1,000円割引 ・家族にも同じ特典 (2019.11.29~2020.6.1) |
家族割 | 『UQ家族割』 子回線の月額料金500円引 | 『家族割引サービス』 2台目以降月額500円引 |
両社とも元々の料金が安いので、割引率で言えば結構高いですね。
2社の学割についての詳細は別ページで解説しています↓
また、2社の家族割に関しても以下ページに記載していますので、参考にどうぞ♪
ワイモバイル VS UQモバイル 2社を徹底比較した結論
という事で長くなりましたが、ここまでの2社の情報をまとめて比較すると、冒頭の以下の表になります↓
比較 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
料金プラン | プランS(月容量4GB):1,980円/月 | プランS(月容量4GB):1,980円/月 |
プランR(月容量12GB):2,980円/月 | プランM(月容量13GB):2,980円/月 | |
– | プランR(月容量17GB):3,980円/月 | |
制限時の速度 | プランS:300kbps プランR:1Mbps | プランS:128kbps プランM/R:1Mbps |
契約期間 | 無し(2019.10より完全撤廃 | |
無料通話(上記プランに付与) | 20円/30秒(無料通話は無し) | 10分かけ放題 |
余りデータ翌月繰越 | 有り | 無し |
24時間完全かけ放題 | +1,700円/月のオプションで可 | +1,000円/月のオプションで可 |
通信速度 | 大手キャリアと同水準 | |
店頭ショップの有無 | 多い | 多い |
iPhoneのセット販売 | 旧モデルiPhoneが格安でセット購入可 | |
学割 | ほぼ同等の学割を毎年12月~5月末まで実施 | |
家族割 | 常時実施 |
料金プランも通信速度もほとんど同じに設定している2社なので、正直どっちを選んでも後で後悔する事はあまりないと思いますが、細かい差から選び方をおすすめするなら、
090や080からの発信が少ない ⇒ 10分かけ放題が外せる「UQモバイル」
PayPayを使っている ⇒ PayPay優遇の「ワイモバイル」
完全かけ放題が使いたい ⇒ オプションでどちらも可能
データ通信量が毎月バラバラ ⇒ 余データを翌月に繰り越せる「UQモバイル」
今auを使っている ⇒ 同回線の「UQモバイル」
今SoftBankを使っている ⇒ 同回線の「ワイモバイル」
でいいと思います。
個人的には3年近くワイモバイルを使っていて、全く不満が無いのでワイモバイルをお勧めしておきます↓
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