最近ではドコモやau、ソフトバンクの割高料金を支払わなくても、格安スマホで大幅にスマホ代を節約する事ができるようになりました。
そんな中でも『トーンモバイル』という格安スマホは、シニアや小中学生向けにおすすめの格安スマホとしてこのサイトでも何度か取り上げています。

しかしトーンモバイルの広告やサイトを見てみると「無制限で使える」「月1,100円で使える」などの売り文句が掲載されており、バリバリスマホを使う人が契約して「全然使い物にならない」という苦情もあるみたいですね。
なので、今回はトーンモバイルを実際に使っているユーザーの口コミや評判を見て、注意点や「どんな人向けの格安スマホなのか」を解説していきます。
シニアや子供に特化した初心者に適した格安スマホ♪
月1,100円で初心者サポートも充実🎵
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最近では『トーンモバイル』はテレビCMや広告などで知名度が上がってきており、女性誌の「Very」などでも取り上げられていたり、2019年秋まではツタヤの店舗でも販売しているので興味を持つ人も多いかもしれませんね。
現在はカメラのキタムラなどの店頭で販売されていたりするので目にしたことがある人も居るかもしれません↓

特にトーンモバイルの売り文句として
「中速無制限で使える」
「月1,100円で使える」
などの記載があったので、「月1,100円で無制限で使える夢のような格安スマホじゃないか!」とバリバリスマホを使う層が契約し、通信速度が遅い事に苦情を言っているケースが多いようです。
トーンモバイルの特長をまとめると
子供向けの制限機能『TONEファミリー』
遅い代わりに月額1,100円でドコモエリアの回線が使える
プランも端末も1種類しかないので迷わない
初心者を前提としたサポートが手厚い
と完全に子供やシニアなどのスマホ初心者・ライトユーザーをターゲットにした格安スマホなのが分かります。
特に「スマホ初心者」や「格安スマホ初心者」向けのスマホとしているので、今のスマホからのデータ移行や初期設定などを無料でサポートしてくれる等がウリの格安スマホです。
TONEモバイル公式ページにも「子供におすすめ」「シニアにおすすめ」と書いてありますからね↓
参考:キッズスマホとしておすすめな理由 | トーンモバイル公式
トーンモバイルの子供向け&シニア向けのサービス内容や機能面については別ページで詳しく解説しているので参考にどうぞ↓
トーンモバイルの口コミ・評判「通信速度が遅い」は事実!=500kbps前後で”中速”なのでライトユーザー向け
トーンモバイルは確かに通信制限というものが無く、いくら使っても通信制限にはなりません。(2017年3月1日から「3日間で300MBまで」の制限が撤廃されたので”無制限”となっています)
しかしトーンモバイル公式ページを見ても通信速度は「中速無制限」となっており、通信速度は500~600kbps程度であると記載されています↓
※500-600kbps程度の通信です。通信速度は回線状況により変化します。
ちなみにこの「通信速度500~600kbps」だと、遅いけどウェブページが視聴できるレベルで、YouTubeなどの動画視聴はかなり厳しい(1Mbpsは必要)レベルです。(低画質でギリギリくらい)


また上記の通信速度も使う場所や時間帯によって変わるので、実測では300kbps程度しか出ていない(ソフトバンクの通信制限時が最大128kbps)という情報もあり、ウェブ視聴も慣れるまでは遅く感じます。(詳しくは以下ページでも実測しているので参考にどうぞ↓)
なのでトーンモバイルの回線は「無制限で使える」というよりは「月額1,100円で最低限ネットが使える」というライトユーザー向けとして販売しています。
「TONE e19」を自分で使ってみた感想「ライトユーザーなら充分かも」
事実、自分も2019年時点で購入した「TONE e19」も使っていましたし、2020年発売の「TONE e20」も私生活で使っていますが、動画の視聴は微妙なものの普通にLINEやウェブ視聴であれば無制限で使えていますので、一般ライトユーザーなら充分使える範囲だと感じました↓
「バリバリWiFiに繋がないで動画見まくるぜ!」みたいなヘビーユーザーには完全に向かないですね。全く反対方向の格安SIMなので、高速で無制限や超大容量プランを使いたいなら「楽天モバイル(楽天UN-LIMIT)」や「ワイモバイル」「UQモバイル」など大手キャリアの別の会社を探した方が無難です。
通信エリアはドコモと同じで全国ほぼ100%をカバー
トーンモバイルの回線はNTTドコモの4G回線を使っているので、エリア自体はドコモと同じ全国ほぼ100%をカバーしています。公式ページでもドコモの回線エリアを案内しています↓
トーンモバイルは、ドコモ回線を利用。全国ほぼどこでも繋がるので安心です。
詳しいエリアはこちら。
トーンモバイルは全格安スマホ中でもかなり遅い方なので、「ウェブサイトの視聴や、LINEがメイン」くらいのライトユーザー向けのスマホです。
「中速無制限」ではありますが、後述のように大手キャリアやY!モバイルなどと比べるとかなり回線速度が遅いため、一般ユーザーが「月額1,100円で無制限でガンガン使い放題!」というようなものではありません。
ネットリテラシーの低い子供(小中学生)
スマホはネット検索やゲームで遊ぶくらいのライトユーザー
スマホ初心者のシニア(高齢者)
なので回線も最低限ネットでウェブ閲覧ができるレベルで月額1,100円と基本料金が安いんですね。
もし「無制限でバリバリ動画やネットサーフィンしたい」という方は、トーンモバイルでは話にならないので楽天モバイルの「スーパーホーダイ」のプランSや、WiMAXなどを持ち歩くのがベストでしょう。
トーンモバイルの通信速度はどれくらい遅い?動画視聴は厳しい
トーンモバイルの通信速度は遅く、動画視聴はかなり厳しいレベルです。
例えばYouTubeの低画質で再生するには通信速度は1Mbps(1024kbps)くらいは必要になりますが、前記の通り500~600kbps程度の通信速度なので、YouTubeの低画質動画の再生もかなり時間が掛かるようです↓
高速チケットを購入しなくてもYouTubeの視聴はできるけど、画質を144pまで画質を落とさないと厳しい
YouTube見ることは出来ますが、途切れまくってストレス貯まると思います。
そもそもトーンモバイル公式では、動画を見たりアプリをダウンロードする場合には「別途高速チケットを購入&消費して動画を見る」ことを推奨しているので、動画視聴を前提とした通信速度ではない事が分かります。
トーンモバイルの「高速チケット」を別途購入すれば動画は見れる
高速チケットとは高速データ通信をチャージするのと同じで、1GB単位で高速通信可能なデータ容量を購入する事が可能です。
この高速チケット購入時は通常500~600kbpsの通信速度が、3Mbps(3072kbps)まで速くなるため、動画はスムーズに再生可能です。
また1GBの高速チケットが330円で購入できる(月10GBまで)と、チャージ金額も大手携帯会社の10分の1ほどの良心的な価格となっているので、月数GB分の動画視聴であれば、高速チケットを購入するのも悪くありません。(※ドコモの場合、2GBごとに2,500円のチャージ料金が掛かる)
自宅にWi-Fiや光回線を引いている場合は、そっちに繋いで動画視聴やアプリダウンロードをするのがお勧めです。
トーンモバイルのその他の評判や注意点
通信速度が遅い事以外にもトーンモバイルには以下のような注意すべき口コミが多かったです。
トーンモバイルは2年間の最低利用期間に注意
トーンモバイルは格安スマホの中でも2年間の最低利用期間があります。
Q.最低利用期間はありますか?
A.最低利用期間は24ヶ月です。
契約開始から2年間の間は解約や他社乗り換えをすると1,000円(不課税)という違約金が掛かります。
ただ、2019年10月以前のドコモやau、ソフトバンク、ワイモバイル、UQモバイルのように2年契約満期後の自動更新はないので、3年目以降はいつでも解約や他社乗り換えが可能です。(いわゆる”2年縛り”ではないです)
ちなみに2018年4月よりiPhone用SIMカードだけの契約「TONE SIM (for iPhone)」が登場しましたが、こちらは最低利用期間はありません。(現在サービス終了)
過去の低スペック端末(TONE m15,m14)の口コミ・苦情が特に多い
ネット上でトーンモバイルの口コミ情報や評判・苦情などを見てみると、多くが2017年以前の苦情が多い事に気が付きます。
それもそのはず。
トーンモバイルは2021年4月に最新機種『TONE e21』というスマホを発売しており、現在はハイレベルになりましたが、それ以前は「TONE m15」や「TONE m14」という台湾メーカーで製造された低スペックの機種しか取り扱っていなかった為です。
TONEスマホ機種 | 見た目 | 発売日 |
TONE e22 | ![]() ![]() | 2022年4月1日発売 (現在購入可能) |
TONE e21 | ![]() ![]() | 2021年4月1日発売 (現在購入可能) |
TONE e20 | ![]() ![]() | 2020年2月発売 (販売終了) |
TONE e19 | ![]() ![]() | 2019年3月発売 (販売終了) |
TONE m17 | ![]() ![]() | 2017年8月発売 (2019年3月で販売終了) |
TONE m15 | ![]() ![]() | 2015年11月発売 (販売終了) |
過去の「m15」や「m14」の口コミを見てみると
バッテリーが持たない
GPS性能が微妙
などの意見が多く酷評も多いみたいですね。
参考:『TONEモバイル 思ってたよりダメでした。』 のクチコミ掲示板 | 価格ドットコム
現在販売の「TONE e22」「TONE e21」はライトユーザーには充分なスペック!
ただ、現在トーンモバイルで販売している2022年4月発売の最新機種『TONE e22』や2021年4月発売の『TONE e21』はスペックも大分上がっておりかなり高性能になっているので、スマホの性能面は問題ないと思います↓
デザインも最新のiPhoneシリーズのようにフチまでディスプレイのかっこいい見た目と、虹色が浮かび上がる粋なデザインなっています。
実は自分も2019年発売の「TONE e19」や2020年発売の「TONE e20」という機種を使っていますが、2万円以下の価格で充分な使い心地で中々良いです↓
【まとめ】トーンモバイルの口コミ・評判
という事でここまでの情報をまとめると、
- トーンモバイルは”無制限”で使えるが通信速度は中速で遅め(なので基本料金が1,100円)
- 小中学生やシニア層などライトユーザー向けの格安スマホという位置付け
- 子供向けの制限&見守り機能「トーンモバイル」は格安スマホ中では随一
- 動画視聴は厳しいレベルなので、見るならWiFi環境下や高速チケット課金推奨
- 過去に発売の機種「TONE m15」「TONE m14」は酷評が多いが現在の「TONE e20」はスペックとして充分な性能
- 専用スマホとのセット購入が基本で、最低利用期間が2年間ある(2年経過後は縛りなし)
となります。
繰り返しになりますが、一般のミドル~ヘビーユーザー向けの格安スマホではない事には充分に注意して下さい。
「メールやLINE、たまにウェブ閲覧や動画」くらいの使用頻度の人向けなので、小中学生がスマホで遊びすぎないいい塩梅だと思います。
トーンモバイルはお試しも可能!ツタヤの店舗で使ってみるのも◎
ちなみにトーンモバイルは一部のカメラのキタムラやTSUTAYA店舗で店頭のディスプレイ機を操作したりできます。
お近くに取扱いのTSUTAYAがあれば、一度使用感や疑問などをスタッフに聞きに行ってみてもいいと思います。