
どうしようかしら


その速度だとLINEとかYouTubeとかは使えないの?
なので今回は実際にトーンモバイルで実測してYouTubeなどが使えるか試してみました

子供やシニア、スマホ初心者に特化した格安スマホとして定評のあるTSUTAYAの『トーンモバイル』ですが、通信速度は”中速無制限“となっています。

トーンモバイルは多くの格安スマホと同じくドコモ回線を使っていますが、トーンモバイル公式には通信速度は500~600kbps(0.5~0.6Mbps)と記載されています。
kbps(=1秒間あたりに通信できるデータ容量キロバイト)と言われてもピンとこない人がほとんどだと思うので、以下のように「通信制限時の通信速度」と「大手3キャリアの通信速度」、そして「主要格安スマホの中速無制限プランの通信速度」をトーンモバイルと比較してみました↓
携帯会社 | 通信速度(kbps) |
大手キャリアの通信制限時 | 128kbps |
トーンモバイル | 500~600kbps |
楽天モバイル (ベーシックプラン) | 200kbps |
UQモバイル (データ無制限プラン) | 500kbps |
ドコモ | 100~250Mbps (=100,000~250,000kbps) (公式計測結果) |
上記の表を見てもわかるようにトーンモバイルは格安スマホの中速無制限プランの中では通信速度は速い方です。
しかし一般的な格安スマホの高速通信プランは1Mbpsは出るところが多いので、高速プランと比較するとトーンモバイルの通信速度は遅いです。
ただし上記は各社が発表しているベストエフォートの通信速度なので、実際にその速度ができるとは限らずあくまで目安となっています。
地域や時間帯やサービス利用者の数によってかなり変動がある数字なので、後述のように条件によってかなり振れ幅があるので自分が使う地域・時間帯に実際に使って確認するしかありません。(午前1時~午前6時はスムーズ)
ちなみにトーンモバイルの通信エリアはドコモ回線を使っているのでドコモのLTE/3Gサービスエリアと同じとなっています↓
トーンモバイル3日間制限などは現在撤廃済み!気にしなくてOK
格安スマホのデータ通信面での注意点の1つに”3日間制限”というものがあります。
“3日間制限”とは「1ヶ月間のデータ容量とは別に、3日間で一定データ通信を超えると一定期間通信制限になる」という制限です。
トーンモバイルは月のデータ利用量は無制限となっていますが以前は3日間制限がありました。しかし2017年2月より3日間制限がなくなり、2019年は3日間制限は完全に撤廃されて使いやすくなっています↓
『2017年2月以前(変更前)』
短期間における大量通信(3日間で300MBなど)や長時間通信は、通信速度を制限させていただく場合があります。『2017年2月変更後』
上記の通信速度制限を撤廃いたします。
※但し、動画再生・アプリのダウンロードなど帯域を大量に占有する通信は、公平性を担保するため制限します。動画再生、アプリケーションのダウンロード等の際には、Wi-Fiでの接続または高速チケットオプションをご利用ください。
という事でデータ容量に関する制限はトーンモバイルは一切ない事が分かります。
トーンモバイルの通信速度を実測!この速度で何ができるか試してみた
「百聞は一見に如かず」という事で、実際にトーンモバイルの通信速度を実測して、LINEやYouTube、アプリなどがどこまで使えるのかを試してみました↓
トーンモバイルの通信速度の測定条件:東京の品川周辺で時間帯は平日夕方に実測
まずはトーンモバイルの通信速度を実測!なぜか上りが速い
という事でトーンモバイルの2019年発売の機種『TONE e19』を使って、東京の平日夕方に通信速度を速度計測アプリで3回測定した結果は以下です↓



画像の下中央の「Download」というところがデータを自分のスマホへ送る速度=通信速度なのですが、3回の測定で0.5Mbps~1.0Mbps(約500~1000kbps)くらい。
大体トーンモバイル公式の500kbps~600kbpsより多少速いくらいの通信速度なので都内ではベストエフォート以上の速度は出そうです。
ちなみに「Upload」の値が非常に高くて驚いたのですが、データをスマホからどこかにアップロードする場合には恐ろしく速い通信速度なのが分かりますね。(アップロードする機会はそんなにありませんが…)
トーンモバイルの通信速度でウェブ閲覧は快適?
次にこの通信速度で色々なウェブサイトを閲覧した時のこの通信速度での使用感を。
ニュース系の文字多めのページでなら読込が数秒遅いかな程度なのであまり問題なく視聴可能です。調べものなどには問題無さそうです。
しかし画像多めのページを閲覧する場合には。画像の読込に時間がかかるので画像なしで表示される事が多いですね。
LINEやメールなどのテキストベースものであればトーンモバイルの通信速度で全く問題ありませんでした。
トーンモバイルでYouTubeの視聴は読み込みが長すぎて無理!低画質でも厳しい
続いてトーンモバイルの通信速度で動画の視聴ができるか試してみました。
動画=YouTubeという事でYouTubeアプリで動画を読み込んでみましたが、以下のように読込のクルクルマークがずっと回ったままで1~2分待っても再生できません。

YouTubeでは設定で動画の画質を変える事ができるので、最低画質の144pまで落として再生してみましたが、それでも全然動画の読み込みに時間がかかって視聴できません。
ちなみにトーンモバイル公式側も、動画の視聴やアプリのダウンロードに関してはWi-Fiや後述の「高速チケット」を推奨しています↓
サイトを見たり、地図をみたり、メッセージを送ったり。月末までストレスなくご利用いただけます。
ただし、動画を見たり、アプリをダウンロードしたり、一度にたくさんの容量を使うものだけ、Wi-Fi環境か、高速チケットオプション(有料)でご利用をいただいています。
トーンモバイルで動画視聴やアプリダウンロードなら高速チケットという手も
前記の通りトーンモバイルの通信速度は、動画を視聴したりアプリのダウンロードなど大きな通信量を必要とするケースは想定されてません。
トーンモバイル側ではこのような動画やアプリダウンロードなどのケースに対応する為に『高速チケット』という有料オプションを用意しています。

『高速チケット』は高速通信が可能なデータ容量を1GB単位(月最大10GBまで)で買い切りで購入出来るシステムで、上記のように1GBを300円と比較的安価に購入することが出来るようになっています。
- 購入した高速データ容量の有効期限は31日間
- 期限内に使い切れなかった場合は消滅(繰り越しは無し)
- 月に最大10GBまで購入可能
- トーン端末内のアプリから簡単に購入可能
なので動画やアプリダウンロードなどに必要な分だけを追加購入する事で、最小限の負担+基本料金の月額1,000円で使えるという訳です。
公衆Wi-FiやトーンのWi-Fiオプションとの併用も◎
高速チケット以外にも、最近ではオリンピック効果で街中至る所に公衆Wi-Fiスポットがあるので動画の視聴やアプリダウンロードの時だけそっちに繋いで使うという併用が良いと思います。
またトーンモバイルには『WI-Fiオプション』という月額362円で全国69000ヶ所のWi-Fiスポットが利用可能になるオプションもあるので、「カフェなどでNetFlix等の動画をみたいよ」という人はこちらとの併用を検討してみるのもいいと思います↓


大体のユーザーはこれらで充分スマホが使えると思いますが、もし月何十ギガも使うほどのヘビーユーザーであるならば、そもそもトーンモバイルよりもヘビーユーザー向きの格安スマホを選んだ方がいいかもしれませんね。