
どうしようかしら


その速度だとLINEとかYouTubeとかは使えないの?
なので今回は実際にトーンモバイルで実測してYouTubeなどが使えるか試してみました

“子供やシニア、スマホ初心者に特化した格安スマホ”として定評があり、現在はドコモショップやカメラのキタムラで販売している『トーンモバイル』ですが、通信速度は”中速無制限“となっています。

トーンモバイルは多くの格安スマホと同じくドコモ回線を間借りしてサービスとして提供していますが、肝心の通信速度ですが以前はトーンモバイル公式ページには通信速度は500~600kbps(0.5~0.6Mbps)と記載されていました。(現在は公式ページには通信速度の表記は無くなっています)
トーンモバイル公式ページにも「動画以外ならデータ無制限」「インターネット使い放題」等の記載があり確かに無制限で使えるのですが、一般的な格安SIMの一般的な高速通信プランでは1Mbpsは出るところが多く、他の格安SIMの高速プランと比較するとトーンモバイルの通信速度は遅い(あくまで”中速”)で、時間帯によって速度の幅があります。(以下で実測しています↓)
トーンモバイルの通信速度を実測!この速度で何ができるか試してみた【2023年最新】
「百聞は一見に如かず」という事で、実際にトーンモバイルの通信速度を実測して、LINEやYouTube、アプリなどがどこまで使えるのかを試してみました↓
トーンモバイルの通信速度の測定条件:東京の品川周辺で土曜日に1時間ごとに実測
まずはトーンモバイルの通信速度を実測!なぜか上りが速い
という事でトーンモバイルの2022年夏発売の最新機種『TONE e22』を使って、東京の土日に通信速度を速度計測アプリで1時間ごとに測定した結果は以下です↓

【土曜日の1時間ごとのトーンモバイルの通信速度の実測結果 (2023年4月)】
時間帯 | 下り (ダウンロード) | 上り (アップロード) |
7:00 | 18.27Mbps | 42.30Mbps |
9:00 | 19.35Mbps | 37.39Mbps |
10:00 | 9.41Mbps | 23.09Mbps |
11:00 | 0.33Mbps | 12.68Mbps |
12:00 | 0.25Mbps | 16.69Mbps |
13:00 | 1.10Mbps | 15.11Mbps |
14:00 | 6.96Mbps | 14.87Mbps |
15:00 | 13.74Mbps | 17.18Mbps |
17:00 | 7.92Mbps | 15.79Mbps |
18:00 | 7.46Mbps | 20.03Mbps |
19:00 | 10.34Mbps | 22.53Mbps |
21:00 | 13.63Mbps | 18.80Mbps |
22:00 | 15.66Mbps | 18.12Mbps |
24:00 | 14.22Mbps | 31.44Mbps |
時間帯によって速度が大きく変わる 昼などは通信制限のような時間帯も
みんなが使う混雑時間帯は特に厳しく、時間帯によってはキャリアの通信制限に近い(0.25 Mbps)まで下がる瞬間もありました。
逆に午前中や平日など比較的空いている時間帯は1Mbps以上の速度が出ることも多く、月額1,100円で無制限の安価なプランと考えればこれくらいが妥当かもしれません。
平均速度でみると大体過去にトーンモバイル公式に記載されていた速度=500kbps~600kbps(ベストエフォート)くらいの通信速度は出ている印象です。
ただお昼や夜の夕ご飯の時間帯は利用者が多いからか、読み込みが遅くなるケースが多かったです。
ちなみに一般的な通信速度はサイトなどから自分のスマホへデータをダウンロードするので「ダウンロード(下り)」の速度が影響しますが、データをスマホからどこかにアップロードする場合(クラウドやLINEで写真送る)の「アップロード(上り)」は通信速度が速いのが分かりますね。(アップロードする機会はそんなにありませんが…)
現在のトーンモバイルの通信速度を自分で確認する方法
とは言え、通信速度は「地域」や「時間帯」「サービス利用者の数」などによって大きく変動がある数字な上に、「格安SIM側(トーンモバイル側)の回線増強」なども影響するので、時期や条件によって通信速度はかなり違ってくる=自分が使う地域・時間帯に実際に使って確認するしかありません。
一応前半で自分がトーンモバイルの通信速度を実測したものの、あくまでこの時の測定場所や時期の条件での実測結果です。
最新の通信速度は以下のページで日ごとに確認できるので、気になる方は現在のトーンモバイルの通信速度を確認してみて下さい↓
トーンモバイルの通信速度でウェブ閲覧は快適?
次にこの通信速度で色々なウェブサイトを閲覧した時の使用感についてです。
実測結果からも分かるようにトーンモバイルの通信速度は時間帯で大きく変わりますが、基本的にはニュース系の文字多めのページでなら読込が数秒遅いかな程度なのであまり問題なく視聴可能です。調べものなどには問題無さそうです。
しかし画像多めのページを閲覧する場合には。画像の読込に時間がかかるので画像なしで表示される事が多いですね。
LINEやメールなどのテキストベースものであればトーンモバイルの通信速度で全く問題ありませんでした。
人気のゲームアプリなどもGooglePlayストアからインストールしてみましたが5~10分立っても全然進みませんでした。アプリのインストールはWi-Fiなど他の通信手段を介さないと厳しそうです。
トーンモバイルでYouTube等の動画視聴は制限で不可⇒動画チケットを購入するかWiFiに繋ぐ
続いて最も気になるであろうトーンモバイルの通信速度で動画の視聴ができるか試してみました。
トーンスマホで動画視聴の定番「YouTube」を読み込んでみましたが、比較的速度が出る時間帯でも以下のように読込のクルクルマークがずっと回ったままで1~2分待っても再生できません。

というのも、実はトーンモバイルでは動画視聴のようなデータの大きい通信を制限しているので、YouTubeなど動画視聴は通常では制限されて読み込みされない仕組みに変更されたようです。
確かにトーンモバイル公式ページにも「”動画以外”データ無制限」と記載されていますが、こういう事だったんですね↓

ちなみにトーンモバイル公式側も、動画の視聴やアプリのダウンロードに関してはWi-Fiに接続するか後述の「動画チケット(高速チケット)」を推奨しています↓
サイトを見たり、地図をみたり、メッセージを送ったり。月末までストレスなくご利用いただけます。
ただし、動画を見たり、アプリをダウンロードしたり、一度にたくさんの容量を使うものだけ、Wi-Fi環境か、高速チケットオプション(有料)でご利用をいただいています。
トーンモバイルで動画視聴やアプリダウンロードなら「動画チケット(高速チケット)」が必要
前記の通りトーンモバイルの通信速度は、動画を視聴したりアプリのダウンロードなど大きな通信量を必要とするケースは想定されてません。
トーンモバイル側ではこのような動画やアプリダウンロードなどのケースに対応する為に『動画チケット(旧”高速チケット”)』という有料オプションを用意しています。

トーンモバイル公式ページの「よくある質問」にもYouTubeに関する質問と回答がされており、確かに「動画チケットの購入」か「WiFi環境」でしか動画が視聴できないことが分かります↓
Q.YouTubeなどの動画は再生できますか?
A.動画チケット購入、またはWi-Fi環境下で再生可能です。
動画の視聴にはWi-Fi接続、もしくは「動画チケット」のご購入が必要です。通信速度は通信時の回線混雑状況や通信環境による最大速度となります。株式会社NTTドコモの回線を利用 しておりますが、同社が提供する通信サービスと同等の通信速度を保証するものではありません。ファイル交換(P2P)アプリケーション等、帯域を継続的かつ大量に占有する通信手段を用いて行われるデータ通信について、速度や通信量を制限することがございます。

『動画チケット』は高速通信が可能なデータ容量を1GB単位(月最大10GBまで)で買い切りで購入出来るシステムで、上記のように1GBを330円と比較的安価に購入することが出来るようになっています。
機種 | 料金 | 有効期限 |
オリジナルTONE端末 | 330円 / 1GB | 購入日を含め31日間 |
TONE SIM (for iPhone) | ||
TONE for iPhone |

- 購入した高速データ容量の有効期限は31日間
- 期限内に使い切れなかった場合は消滅(繰り越しは無し)
- 月に最大10GBまで購入可能
- トーン端末内のアプリから簡単に購入可能
なので動画やアプリダウンロードなどに必要な分だけを追加購入する事で、最小限の負担+基本料金の月額1,100円で使えるという訳です。
また2022年8月10日より月額1,100円のプラン内で1回だけ1GB分の動画チケットを無料で追加可能になっています↓
トーンモバイルでは、2022年8月10日よりプラン内で1GB分の動画チケットが、利用可能になりました。
毎月、「動画チケットアプリ」上で簡単な利用登録をするだけで、動画チケット1GB分が使えるようになります。
この動画チケットは、当月内に限り有効で、翌月1日に失効します。翌月への繰越はできません。


公衆Wi-FiやトーンのWi-Fiオプションとの併用も◎
動画チケット以外にも、最近では街中至る所に公衆Wi-Fiスポットがあるので動画の視聴やアプリダウンロードの時だけWiFiに繋いで使うという併用が良いと思います。
またトーンモバイルには『トーンモバイルWi-Fi by エコネクト』という月額398円で全国150,000ヶ所のWi-Fiスポットが利用可能になるオプションもあるので、「カフェなどでNetFlix等の動画をみたいよ」という人はこちらとの併用を検討してみるのもいいと思います↓
大体のユーザーはこれらで充分スマホが使えると思いますが、もし月何十ギガも使うほどのヘビーユーザーであるならば、そもそもトーンモバイルよりもヘビーユーザー向きの格安スマホを選んだ方がいいかもしれませんね。(高速無制限ではなく中速無制限なので)
「無制限プラン」で最安でつかえるのは、現在だと楽天モバイルの「Rakuten UNLIMIT Ⅶ」なのでヘビーユーザーには楽天をお勧めします。
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トーンモバイル3日間制限などは現在撤廃済み!気にしなくてOK
格安スマホのデータ通信面での注意点の1つに”3日間制限”というものがあります。
“3日間制限”とは「1ヶ月間のデータ容量とは別に、3日間で一定データ通信を超えると一定期間通信制限になる」という制限です。
トーンモバイルは月のデータ利用量は無制限となっていますが以前は3日間制限がありました。しかし2017年2月より3日間制限がなくなり、2019年は3日間制限は完全に撤廃されて使いやすくなっています↓
『2017年2月以前(変更前)』
短期間における大量通信(3日間で300MBなど)や長時間通信は、通信速度を制限させていただく場合があります。『2017年2月変更後』
上記の通信速度制限を撤廃いたします。
※但し、動画再生・アプリのダウンロードなど帯域を大量に占有する通信は、公平性を担保するため制限します。動画再生、アプリケーションのダウンロード等の際には、Wi-Fiでの接続または高速チケットオプションをご利用ください。
という事でデータ容量に関する制限はトーンモバイルは一切ない事が分かります。
ちなみにトーンモバイルの通信エリアはドコモ回線を使っているのでドコモのLTE/4Gサービスエリアと同じとなっています↓