
確かに無料でキッズ携帯を使えたら、中古で購入⇒povoで0円運用でかなり節約できますね。やってみました💡

別ページで「povoでキッズ携帯・キッズスマホが使えるのか」について解説をしましたが、今回は実際にpovoに中古で購入したマモリーノ5を持ち込んで使うことができたので、今回紹介したいと思います。
そもそもpovoではキッズ携帯を取り扱っておらず、またキッズ携帯をpovoに持ち込む場合にも、「auのマモリーノを含むすべてのキッズ携帯の動作実績が公式ページに記載されていない=動作するか分からない」といった状況になっています。


ただpovo側で動作実績がないだけで、使えないと言っているわけでもなく「実際に使えるかどうかは自己責任」という事です。
特にauで販売している「マモリーノ」シリーズは、同じau回線のpovoで使える可能性も充分ありそうです。
なので今回中古でマモリーノ5(2019年2月22日発売機種)を中古で購入し、povoのSIMカードを差してみたところ問題なくマモリーノ5をpovoで使う事ができました(SIMロックの解除等は特になし)。




マモリーノ5×povoの場合:SIMロックの解除は不要&povoはnanoSIM申込&事前に開通を済ませておく
注意点としては、今回のマモリーノ5はSIMカードサイズが「nano SIM」なので、povo申込時は「nano SIM」で申し込む必要があります。
またマモリーノ側でpovoの回線の開通手続きはできないので、事前にpovoの開通を別の端末で済ませた状態のSIMカードをマモリーノに差す必要があります。
また、マモリーノ5にSIMカードを差す場合、マモリーノ本体背面のバッテリーパックを外さないとSIMカードが差せない構造になっているので、バッテリーパックのカバーを外すために六角のねじ穴を回すレンチが必要になる点にはご注意を。(わざわざ工具店で買った)


※六角レンチの規格は「R-1/16」でした。
参考:六角棒 スパナ(モノタロウ)
povoのnanoSIMをマモリーノ5本体に差して電源を入れたら直ぐに前述の通りau回線を掴んでいました。
povoはau回線なので、マモリーノ5のSIMロックの解除は不要でau回線を掴める
ちなみにマモリーノ5はキッズ向け端末といえどauのSIMロックが掛かっています。
が、同じau回線のpovoであればSIMロックが掛かった状態でもpovoのau回線を掴むことができますのでご安心を。
Q.他社の端末やSIMフリー端末で、povo2.0プランを利用できますか? SIMロック解除は必要ですか?
A.povo2.0プラン対応のSIMロックを解除した端末またはSIMフリー端末であればご利用いただけます。(povo2.0プラン対応機種についてはこちら)
auで販売された端末以外はSIMロック解除のお手続きが必要です。
SIMロック解除は端末の販売元の携帯会社にてお手続きを行っていただくことができます。
こちらより端末をご購入された携帯会社をお選びいただき、手続き方法をご確認ください。
povo運用のマモリーノ5でメッセージのやりとり&無料通話も可能
肝心な「povo運用のマモリーノ5でどの機能が使えるか」ですが、保護者側のスマホの電話番号をマモリーノ側に登録することで、電話番号を介したメッセージのやり取り(SMS)や家族間通話も問題なく使えました。


これで最低限「保護者と子供の連絡」部分はpovo運用のマモリーノ5でも可能なことが確認できました。
ただし家族間”無料”通話ではなく発信側に一般の通話料(22円/30秒)が掛かる点にはご注意を。
povoで無料通話のトッピングもあるので、もしマモリーノ側からの発信が頻繁にある場合にはpovoの無料通話トッピングを検討した方がいいでしょう。
auのGPS居場所確認サービス「あんしんナビ」はpovo運用のマモリーノで使えるのか
またマモリーノの防犯機能の1つである「GPS居場所検索」は、auが提供している「あんしんナビ」というサービスを使う必要があります。
参考:あんしんナビ(au公式)
「あんしんナビ」を利用することで「いますぐサーチ」「いますぐサーチ」「タイマー通知」「エリア通知(ジオフェンス)」などの便利機能が利用可能なので、防犯機能のメイン部分と言っても過言ではない部分です。


が、あんしんナビの利用条件を確認すると、あんしんナビを使う条件に「あんしんナビへの申込&パートナー登録が必要」とありますが、「探す側(保護者)がau携帯電話番号でないとマモリーノでのパートナー契約ができない」との記載があります↓
「探す方」が、povo2.0契約、UQ契約の携帯電話番号、他社携帯電話番号の場合は、mamorinoシリーズとのパートナー登録ができません。
※「探す方」が、すでにau回線でmamorinoシリーズとパートナー登録済みであり、UQ契約・povo2.0契約へ移行の際に安心ナビでかんたん決済をご利用いただいていた場合、安心ナビ(スマートパスプレミアムのかんたん決済で安心ナビをご利用いただいていた場合はスマートパスプレミアム)を解約されなければ、引き続きお使いいただくことが可能です。新規でmamorinoシリーズとのパートナー登録はできないため、解除してしまうと再登録はできません。ご注意ください。
miraieシリーズは【メールアドレス型au ID】とのパートナー登録ができません。
マモリーノ端末側でも以下のようなメッセージが表示されており、保護者がau契約者じゃないとマモリーノの安心ナビでの居場所確認機能は使えないようです。


そもそも探される側がpovo2.0の場合、「あんしんナビ」は使えないとの事です↓
「探される方」は、設定アプリ内で電話番号が表示されないSIMカードではご利用いただけません。(povo2.0契約の場合もこちらに該当するので「探される方」としてご利用いただけません。)
という事で、povo運用のマモリーノ5では、auのGPS居場所検索サービス「あんしんナビ」は使えないという残念な結果になりました。
マモリーノの「あんしんナビ」の代わりに「居場所通知」が使えるが…
またマモリーノには「あんしんナビ」以外にも「居場所通知」というマモリーノの居場所をSMSで確認する機能が搭載されています。
参考:【mamorino5】居場所通知・連続居場所通知の操作方法が知りたい
マモリーノ端末とのメッセージ画面で「居場所確認」と入力すれば現在の座標を取得して返してくれますし、「連続居場所確認5分」と入力すれば5分ごとにマモリーノの居場所をメッセージ画面に表示してくれるので「あんしんナビ」の代替手段としては有効です。
が、なぜか何度試してもpovo運用のマモリーノ5の居場所は「取得失敗」と表示されて使えませんでした。


マモリーノ5はスマホではないので外部のアプリストアから居場所確認アプリなどを追加する事もできないので、やはりpovoの0円運用では連絡用の端末までしか使えなそうです。
まとめ:マモリーノ5はpovoで0円運用可能だが、居場所確認機能が使えない⇒正規のau契約の方が無難かも
今回の検証の結論としては、
マモリーノ5はSIMロック解除なしでpovoのnanoSIMを差せばau回線を掴み「メッセージのやりとり」や「家族間通話(有料)」は可能
auのGPS居場所検索サービス「あんしんナビ」は使えないので、連絡用の端末になってしまう
という事です。
居場所確認が使えないので完全にマモリーノ5が「連絡用の端末」となってしまいました。やはりキッズ携帯=防犯・見守り端末という事で居場所を確認したいところです。
メッセージ送受信&通話限定の連絡用端末でいいなら、今回のpovoのマモリーノ5の0円運用はアリですが、子供の見守りだと居場所が確認できないのは結構厳しいですね。
という事で今回マモリーノ5をpovoで0円運用できるかの検証をしてみましたが、個人的には「普通にauでマモリーノを契約した方が手っ取り早い」というのが感想です。


そもそも現在auでキッズ携帯を運用なら「ジュニアケータイプラン ME」という料金プランで月額660円なのでそこまで高くはないですし、正規の方法でマモリーノを契約する方が「あんしんナビ」も使えて無難だと思います。
auのマモリーノ6の料金面や機能面に関しては以下のページで詳しく解説しているので、是非参考にしてみて下さい↓
中古や新古品のキッズ携帯(本体)を安く入手⇒キャリアショップに持ち込みも可能
今回は中古で入手したマモリーノ5をpovoで0円運用に挑戦してみましたが、そもそもドコモやau、ソフトバンクでは他で入手したキッズ携帯などの端末をショップに持ち込めば回線だけ契約して使う事ができます↓


例えば現在auでマモリーノシリーズを契約しようとすれば、2023年モデルの「マモリーノ6」が本体価格22.000円と、月額料金660円の「ジュニアケータイプラン ME」が掛かります。
が、本体だけ中古や新古品で前モデルの「マモリーノ5」を数千円で購入して、auショップに持ち込みプランだけ契約することが可能なので、本体価格だけ節約することも可能です。
中古で購入時のマモリーノの注意点➀:前情報の初期化とパスワード
細かい部分ですが、もし中古や新古品でマモリーノ等のキッズ携帯の購入を検討している場合に、いくつか注意点があるので解説しておきます。
まずメルカリやラクマ、PayPayフリマ等で中古品のキッズ携帯を落札する場合ですが、前に使っていた利用者(多くの場合は出品者)の情報が初期化されずに残っている場合があります。
何が困るのかというと、こちらで初期化する場合に「パスワード」が必須となるので前の出品者からパスワードを聞いておく必要がある点です。
povoで0円運用する際の注意点:povoは180日以上トッピング課金しないとアカウント停止や解約になる可能性がある
今回は「0円運用」というタイトルのページになっていますが、実際にはpovo側のルールとして「180日以上トッピング課金をしない場合、アカウントを停止する」という旨の規約の記載もあります↓
解約に関する注意点 > 長期間未購入時の利用停止、契約解除について
最後の有料トッピングの有効期限の翌日(有料トッピングのご購入がない場合、povo2.0のSIMを有効化した日)から180日の間、有料トッピングのご購入がない場合※、順次利用停止させていただきます。
※ 期間内に国内通話料と国内SMS利用料その他所定の従量料金の合計額が税抜額600円(税込額660円)を超えている場合、または当社が指定するプロモコード等の利用がある場合を除きます。詳細については、povo2.0料金プラン詳細をご参照ください。
利用停止後30日の間に有料トッピングのご購入がない場合、順次契約解除させていただきます。
利用停止または契約解除については、事前にpovo2.0のアカウントであるメールアドレス宛またはSMS宛にその詳細をご通知します。
順番としては180日間トッピング課金がないとアカウント停止 ⇒ 更に停止から30日間トッピングがないと契約解除 という順番で進んでいくようです。
一見厳しいルールに感じますが、povoも慈善事業ではないので最低限トッピング課金してほしいというのが本音でしょう。
具体的には、180日トッピング課金をしないと停止予定日の約10日前に「長期間トッピング未購入による利用停止予告」というメールが届きます。
なので正確には0円運用は不可能ですが、最も安いトッピング「smash.使い放題パック (24時間/220円)」を半年に1回課金=16.6円/月 がpovo運用の最低ラインになりそうです。