
既に小学生にも浸透しつつある”LINE”ですが、使うなら「キッズスマホ」や「一般向けスマホ」にするしか方法はありません。

子供の防犯対策として定番のキッズ携帯は、ドコモauソフトバンクそれぞれ以下の機種を発売していますが、残念ながらどのキッズ携帯もLINEを使う事は出来ません。

当然GooglePlayからアプリをダウンロードしてゲームで遊ぶなんて事もキッズ携帯ではできません。
キッズ携帯はあくまで
“イマドコサーチ/位置ナビ/見守りナビ”等のGPS居場所検索
簡単なメール
音声通話
という機能しか使えない簡易的な端末ですからね。
なので、2023年時点ではLINEが使えるキッズ携帯は存在しません。
2023年2月発売のドコモの『キッズケータイ KY-41C』なら保護者とLINEのような「+メッセージ」機能が使える

別ページでも解説していますが、2023年2月以降にドコモで3年振りにキッズケータイシリーズの新機種『キッズケータイ KY-41C』が発売では、LINEと同じように登録した相手とだけトークができる『+メッセージ』機能が使えるようになりました。

スマホのコミュニケーションツールと言えば「LINE」が定番ですが、ネットリテラシーの低い子供にLINEを使わせるのに抵抗のある保護者も多いと思います。
そんな悩みの回答として、「キッズケータイ KY-41C」には事前に設定した相手とだけトークする事ができる「+メッセージ」という機能が搭載されています↓
+メッセージ
家族などのあらかじめ登録した相手とのみ、「+メッセージ」でのやり取りが可能です。「+メッセージ」は、パケット通信料でメッセージのやりとりや、スタンプも送信でき、家族との楽しいコミュニケーションに便利です。
ドコモの2023年モデル『キッズケータイ KY-41C』はタッチパネルや両面にカメラを搭載するなどスマホに近いキッズ携帯として進化しており、「+メッセージ」機能でもメッセージだけでなくスタンプや撮影した写真を送れるなど、LINEを意識したメッセージ機能となっています。
ただしキッズ携帯の電話番号をLINEの認証に使う事は可能
余談ですが、キッズ携帯の電話番号もLINEのアカウント認証として使う事が可能です。
LINEは定番の連絡ツールである反面、使う際にはしっかりと有効な電話番号などでアカウントを認証する必要があるのはご存知の通り。(最近ではPC版のLINEも電話番号の認証が必須になりました)


このLINEアカウントの認証時には、キッズ携帯の電話番号でも勿論問題なく認証を済ませることができるんです。
なので、小学生の子供がどうしてもLINEを使いたいなら、PC版のLINEアカウントをキッズ携帯の電話番号で認証して使うなんて事も可能ですし、既にLINEを使っている人が2つ目のLINEアカウントをキッズ携帯の電話番号で作る事も出来ます。
そもそもLINEは小学生は登録できる?⇒現在は12歳以上が対象年齢=小学生は対象外
青少年保護を目的とした教育活動や機能アップデートも随時実施しており、新たにLINEの利用推奨年齢を12歳以上に引き上げることで、保護者の皆様がLINEの利用について管理できるようになります。
なので現在は各Appストアでの対象年齢に「12+」となっているのが確認できます↓


割と最近変更されたこともあって、この変更を把握している保護者の方も多くはないので、当たり前に小学生がスマホでLINEをしているケースも多いです。
が、現在はLINEは12歳以上が対象年齢となっている事を覚えておきましょう💡
LINEは無料通話にも簡単な連絡にも便利な連絡ツールなのですが、そもそもルール上LINEって小学生は使う事が出来るのでしょうか?
Twitterやインスタ、Facebookなど一般的なSNSって13歳以上という年齢制限がありますが、なんとLINEには年齢制限が無いので小学生でもLINEアカウントに登録する事が可能です。
⇒2019年よりLINEの対象年齢が「12歳以上」に引き上げられました。
これは米国の法律「Children’s Online Privacy Protection Act (COPPA)」によって、13歳未満の子供の情報を収集する事を禁止されているため、アメリカを拠点にしているTwitterやインスタ、FacebookやYouTubeなどは”13歳以上”という年齢制限があるんです。
「児童オンラインプライバシー保護法(Children’s Online Privacy Protection Act of 1998:COPPA)」は、子供のプライバシー保護を目的として1998年に立法化され、2000年に制定された連邦法である。
これにより、商業ウェブサイトやオンラインサービスが13歳以下の子供の個人情報を収集したり利用したりする際には、親の同意が必要であると規定された。
しかしLINEは新宿区に本社を置いているので、米国の法律「Children’s Online Privacy Protection Act (COPPA)」の13歳以上という制限は特にありません。(18歳以上の確認が必要な機能制限は別でありますが)
が、2019年から小学生のSNSトラブル増加の影響を鑑みてかは分かりませんが、LINEの対象年齢が「12歳以上」に引き上げられています。
小学生でもLINEは利用は当たり前?2018年の小学生のLINE利用率
ところで「小学生の過半数がスマホ所持」なんて言われていますが、小学生の間でLINEってどれくらい利用されているかご存知ですか?
以下は「モバイル社会研究所」による学年別のLINE利用率の調査結果なのですが、小学校高学年くらいからLINE利用率がある事が分かりますね↓
SNSの種類 | 小学生低学年 | 小学生高学年 | 中学生 | |||
男子 | 女子 | 男子 | 女子 | 男子 | 女子 | |
LINE | 20.7% | 22.5% | 29.8% | 51.9% | 80.0% | 91.8% |
2.4% | 0% | 3.6% | 1.3% | 31.1% | 47.1% | |
3.7% | 1.3% | 2.4% | 11.4% | 32.2% | 50.6% | |
TikTok | 11.0% | 28.8% | 11.9% | 39.2% | 37.8% | 56.5% |
参考:SNSの利用上昇傾向 中学生では9割を超える(2022.4) | モバイル社会研究所
中学校入学のタイミングで多くの子供がスマホデビューするので中学生から急激にLINEの利用率が上がっているのは予想通りの方も多いと思いますが、小学校高学年の男子で3割、女子は過半数がLINEを使っているとの事です。
昔は「スマホは高校になったら」なんて言われていたのが、数年前には「スマホは中学生になったら」となり、平成最後の今年は「スマホは小学生から」と物凄い勢いでスマホの低年齢化が進んでいます。
無理矢理子供にスマホを持たせる必要はないと思いますが、周りの子の所持状況は把握しておきたいですね。
特に「小学生にスマホを持たせる=歌舞伎町に子供ひとりで行かせるようなもの」なんて言われる事もあるくらいです。持たせる学年が低いほど、しっかりと安全面のケアを怠らないようにしてくださいね。