

最新機種の「TONE e22」の方がハイスペックでスマホ代も安いのでお勧めですが、旧モデルの「TONE m17」を中古などで入手して使う人向けに解説していきます。

トーンモバイルと言えば、子供やシニア向けの格安スマホとしてここ数年でかなり人気が出てきた携帯会社です。

トーンモバイルは他の格安スマホと違い、契約時に自社開発した専用スマホをセット購入するシステムになっており、SIMカードだけの契約は出来ません。(「TONE SIM for iPhone」は例外)
トーンモバイルが自社開発したスマホの最新機種は、2022年6月1日発売の『TONE e22』で、2023年現在は申込から『TONE e22』と『TONE e21 rev2』の2機種のみ選択できます。(最新機種の詳細は以下のページで解説しているので参考にどうぞ↓)
以前は2017年発売の機種『TONE m17』も販売していたのですが、新機種発売から1ヶ月ほどでm17の販売は終わってしまったようです。(現在は購入不可)


ただ、スペックも端末代金も最新機種の方がお勧めなので、今わざわざ旧モデルのm17にする必要はないでしょう。
トーンモバイルの歴代スマホ機種
トーンモバイルでは定期的に専用スマホ機種のマイナーチェンジをしており、今まで発売してきたスマホ機種を並べると以下のように1~2年毎に新しい機種が発売されているのが分かります↓
トーンモバイルのスマホ機種 | 見た目 | 発売日 |
TONE e21 | ![]() ![]() | 2021年4月1日発売 (現在購入可能) |
TONE e20 | ![]() ![]() | 2020年2月 (現在販売終了) |
TONE e19 | ![]() ![]() | 2019年3月 (現在販売終了) |
TONE m17 | ![]() ![]() | 2017年8月 (現在販売終了) (端末詳細) |
TONE m15 | ![]() ![]() | 2015年11月 (現在販売終了) (端末詳細) |
TONE m14 | ![]() ![]() | 2014年3月 (現在販売終了) |
ちなみに端末名の数字は発売した年を表していますよ。
TONE m17はライトユーザーには充分なスペック
という事で旧モデルではありますが、トーンモバイルから2017年に発売された『TONE m17』という機種のスペックについて見ていきましょう↓


TONE m17のスペック | |
定価 | 29,800円(税別) |
寸法 | 高さ:144mm 幅:71mm 厚さ:8mm |
重さ | 約148g |
ディスプレイ | 720×1280ピクセル 5インチHD |
カメラ | 背面1,310万画素、前面500万画素、1,080p動画撮影対応 |
システムOS | Android™ 7.1.1、Google Play™搭載 |
CPU | MSM8916 (64bit 1.2GHz クアッドコア) |
メモリ | ROM 16GB、RAM 2GB |
電源&バッテリー | USB充電 / バッテリー2580mAh |
SIMカード | Nano SIM |
電源&バッテリー | USB充電 / バッテリー2580mAh |
水洗いできるほどの防水性能や頑丈さに加え、人気のiPhoneに似たフォルムで画面も大きく子供の視力低下の心配にも配慮しています。
『TONE m17』のメーカーは「富士通コネクテッドテクノロジーズ」でミドルスペックの機種となっています。TONE m17以前のモデルm15やm14は台湾メーカーでスペックが今一だったこともあり、m17から充分に使えるスマホとなった印象です。
このTONE m17とほぼ同時期の2017年7月に発売された『arrows M04』と同等のスペックの端末となっており、壊れにくさや防水防塵、おサイフケータイ、ワンセグなどにも対応して、現在はライトユーザーには充分なスペックとなっています。
参考: arrows M04 | 富士通コネクテッドテクノロジーズ
また、主婦向けの雑誌”very”のママさん達の意見を元に共同開発しており、親子で話し合って決めた「スマホのルール」を以下の『親子スマホの約束』という専用の用紙に記載して「TONE m17」で取り込むことで、自動でスマホの制限設定が完了するという機能が搭載されています↓


結局のところいくらスマホの性能が良くても、親子でルール決めをしっかりしないとトラブルになるので、このような日常のニーズを把握して、スマホに組み込めるような仕様となっています。これは便利ですね♪
TONE m17はワンセグやおサイフケータイ機能も可
ちなみに最新機種の『TONE e19』に対してTONE m17の方が古いモデルではありますが、「ワンセグ」や「おサイフケータイ」機能が使えるはTONE m17の方です。
またトーンモバイル公式で申込時などにTONE m17専用のスマホケースをセット購入する事も可能です↓
参考:TONE m17 アクセサリー | トーンモバイル公式
また自分で撮った写真でカスタムスマホケースを作るサービスもあり、スマホ内の「Oneアプリ」などから簡単にレイアウトを決めて注文する事も可能です。
また、サイズ的に前記の「arrows m04」と同じなので、arrows m04サイズのスマホケースならピッタリ入りますよ。
中古の『TONE m17』をトーンモバイルへ持込みは出来る?
もしかしたら端末代を節約するために、中古でTONE m17を購入して、トーンモバイルでSIMカードだけ契約して端末代を安くできないかと考える賢い方もいるかもしれません。
しかしそもそもトーンモバイルはSIMカードのみの契約が出来ず、専用のスマホとのセット購入が必須となっているので残念ながら出来ません。
また2018年春に『TONE SIM for iPhone』というiPhone専用のSIMカードのみのサービスもスタートしていますが、そちらのSIMカードはiPhone専用なのでTONE m17などのAndroid機種に差して使えないので注意です。
TONE m17の中古相場は1万円代で、中古持込もそんなにお得じゃないかも
ちなみに2021年春現在、中古でのTONE m17の相場以下のように1万円代真ん中くらいです↓
参考:SIMフリー/TONE m17 商品一覧 | イオシス
TONE m17よりもハイスペックな最新のTONE e19が定価19,800円(税抜)な事を考えると、全然お得じゃありませんね…
2021年現在トーンモバイルを検討しているならば、前モデルの『TONE m17』よりも2020年発売の最新機種の『TONE e20』の方がスペック的にも高く、端末代的にも安いのでお勧めです。(通信速度と端末の動作を含むパフォーマンスが、TONE m17→TONE e20で約3倍以上アップしている)
わざわざ旧モデルのTONE m17を狙う必要もないと思います。